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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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2018年6月の読書話

六月…何してたっけな。
ああ。そうそう。
次男坊初めてのテストに(わかっていたけど)撃沈し、塾か私立かで悩み始めた六月でした。
果たして次男坊にとって塾に入れてまで普通校に行く選択はありなのか、というところから。
そこまで大学に行きたいわけでもなく、ちょっと他の子とは違う次男坊の特性からすると、どうしても普通校の選択肢はなく、どちらかと言うと工業とか商業とかもう少し緩い私立行って専門学校狙う、くらいの方が合ってる気がするんだよね。
長男坊ははっきりと塾に行って成績上げたい、と言われたからちょっとお高いぞと思いながらマンツーマン指導の所に行かせて(バカだったから)お金掛けたけど。
そのお高い塾のお金を私立の高校に突っ込む前提で貯めておいた方がいいんじゃなかろうかと思い、いまだどっちつかずの状態で過ごしております。
お陰で内申は水前寺清子状態。うん、わかる人だけわかって。あえて説明しない。
幸せは歩いて来ねーよ。

続きからは2018年6月の読んだ本の記録です。




souの本棚 - 2018年06月 (5作品)
Yの構図 (光文社文庫)


吉敷刑事シリーズ。
ほんの少しの時間差で隣接した上野駅ホームに到着した上越新幹線と東北新幹線でそれぞれ死体が発見されます。
この奇妙な偶然に吉敷刑事が事の発端となったかもしれないいじめ自殺の件を調べ始めるのですが、その地が盛岡。
盛岡ではあれこれ普通の刑事らしく思い込み動いたり、まるで見当違いな想像を働かせたりと今までになく勘が働いていない様子で右往左往します。
今まではあまりにも神がかり的な謎解きだったせいか、これが普通だよねと思いながら読み終えましたが、推理物としてはやはりスパッと安易でもご都合主義でもいいから劇的に犯人を追い詰めるくらいの方が面白いんだなと思いました。

うそカノ 11 (花とゆめコミックス)


最終巻。
いやー、ラブっぷりがすごくてにやにやが止まりませんでした。特に銭湯シーンとか。コップの水は入谷くんの方が多いらしいですよ。しかも未来に一緒にいるのが当たり前な前提って、どんだけ惚れてんの。良かったね、すばる。
いつの間にか呼び捨てでもオッケーのままになったトモちゃんと律君。報われてよかったね。
和久井君、君の未来はきっと大丈夫だ、と思うけど、この先もいい人だけで終わらないことを祈る。
吉野君、実は結構好きなタイプでしたが、そうでしたか。そうでしたか~。
むっちゃん…ずるいわ。
高校生の頃は未来は未知の世界でしたが、漫画のせいか当たり前に一緒にいる世界が描かれていて、とても満足しました。恋愛漫画はこうでなくちゃ。

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐


毎回上橋さんの話はファンタジーでありながら、用語のすべてがさらりと受け入れてしまえるのが不思議です。
妻子を病で失くした飛鹿乗りの男は、ある日国同士の争いで捕虜となり、岩塩坑で奴隷となっていたのですが、そこに黒狼病という恐ろしい病を持った犬が襲ってくるところから物語が始まります。
黒狼病を巡り、病を治そうとする者、国を有利に動かそうとする者、一族を立て直そうとする者など、いろいろな思惑が交差していきます。
黒狼病にかかった犬に噛まれながら生き残った者として、男は追われることになります。
上巻はまだまだその思惑のほとんどが隠されていて、国が混乱に陥りそうな気配で終わります。
医療者の端くれとして、病に対する考え方などとても興味深かったです。

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐


監視する者として遣わされた女性と監視対象だった男と一緒に行き残った幼い少女。
医術師の中にもいろいろ対立はあり、国を治める者と反発する者の争いに否応なく巻き込まれていきます。
黒狼病の蔓延を恐れて対策を急ぐ中、一度かかるとかなりの致死率であるにもかかわらず、生き残る者の違いは何なのかなど、病に対する考え方や宗教としての治療法の違いが浮き彫りになります。
国同士の争いであるはずの物語が、これほど医療の話をがっつりと盛り込んでいるというのは、非常に面白い試みだと思いました。
ただ、これを児童書というには非常に重すぎるような気もしますが。

女子大生桜川東子の推理 ベルサイユの秘密


この人の話はタイムスリップシリーズ以来。
しかもこれもきっとシリーズものだと思われるのですが、前の話がなくても読めそうな感じでしたのでそのまま読了。
舞台はふざけたマスターのいるバーで、ウイスキー好きの女子大生アルバイトと推理の得意なお嬢様となんとなくバーに寄り道をする常連客たちがあれこれと殺人事件の話をするのが常なのですが、そこへ偶然刑事が居合わせた時からやがてヒントをもらいに刑事二人も立ち寄るようになるという。
ちょっとマニアックな話や宝塚歌劇団の話に、さらにウイスキーなんて全く縁がないのに、なんとなくいつの間にかどんどん詳しくなってしまうというおまけ付き。
マスターのふざけた合いの手に耐えられるかどうかでこの話を読み進められるかどうかが決まるような気がしないでもないです。
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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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