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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話10月から11月

今、部屋の中をカメムシがぶんぶん飛んでおります…。
なぜ…?
いつ入ったの?
どうやって?
いやーーーーーーー!

そして、嫌がらせのように日々ベランダに増えていくカメムシの屍。
俺の屍を超えて行けと?!
もう死にゆく季節なの?
そうならさっさと全滅してっ。←ひどい

で、どうしてくれよう、カメムシ…。
何であんなに大きいの、カメムシ。
カメムシが生きていていいことあるの?←さらにひどい

おのれカメムシめ…。←しつこい

カメムシに飽きた方は、続きから読書話をどうぞ。

「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子
「一瞬の風になれ」を書いた方ですね。
主人公は落語家。しゃべりを商売にしているとはいえ、緊張してどもるいとこ・緊張すると無愛想になる女・関西弁でクラスになじめない小学生・口下手すぎて解説の出来ない元野球選手に落語を教えることになったからさあ大変。寄り集まればけんかばかりで進まない。おまけに自分の落語にも自信を持てなくなったり、失恋したり。
話はとにかく面白い。いや面白いと聞いたし、あの作者だったので読んでみたのですが、落語を知っていても知らなくても面白く読めます。落語を知っていたらもっと面白いかもしれないです。
読みながら、自分が落語を聞いている気分になりました。

「長野殺人事件」内田康夫
一応浅見光彦シリーズなのですが、長野と言えば長野のコロンボ竹村警部の出番です。
どちらもいかそうと思ったのか、作品としては微妙な感じです。あちらを立てればこちらが立たず…といった感じでしょうか。
過去の事件とも関連していましたが、私はすっかり忘れておりまして、ダンボールの中をあさったという…。
本当に浅見ファンなのか…。

「おそろし 三島屋変調百物語事始」宮部みゆき
江戸ものです。
三島屋に預けられた主人公のおちかが店に訪れた人々の不思議な話を聞いていくのですが、その不思議な話はやがて自分自身の過去の出来事と向き合うことになります。
最終的には魔物退治のような話になりますが、これはこれで面白く読めたので結末がどうとかは私は気になりません。
人の心の中というものは、単純だけれど深く難しいんだな(…ちょっと言葉で言うと矛盾してますが)といつも宮部さんの本を読むと思い知らされます。

「千里眼 シンガポール・フライヤー 上/下」松岡圭祐
千里眼シリーズ、岬美由紀の衝撃的な過去が知らされた後、臨床心理士の仕事も休業中です。
なんと今度はF1レーサーに。
鳥インフルエンザの恐怖とともにまたもや新たな敵が出現します。
どこまで行くのか岬美由紀、世界中で戦闘機を奪って乗りこなすのはあなただけです…。

「不連続の世界」恩田陸
最後まで読んでもつながりのない不思議な話です。恩田さんの話だなぁと思いました。
それぞれ短編としても読めるくらいの話の集まりですが、最終話を読んだときは、ああ!という感想でした(…これだけじゃわからないですね。でも書いちゃうと面白みがなくなるので)。

「鹿男あをによし」万城目学
テレビドラマであったなーと思いながら借りた1冊でしたが、結構面白かったです。
大学の研究室で気まずくなり、奈良の女子高へ教師として行くことになった主人公。そこで何故か与えられた日本を救う使命。鹿に話しかけられ、鹿顔にされ、他の協力者とともに宝を手に入れなければ日本が滅ぶ!もちろん邪魔もされ、いよいよ日本の危機。その宝とは。鹿顔は元に戻るのか。
話の内容は結構突拍子もないものなんですが、どんどん読めてしまいます。
「鴨川ホルモー」もこの方だったんですね。まだ読んでいないので、今度読んでみようと思っています。しかし、手にとって見るまでどうしてもこの方の名前が読めなかった私でした。正解は「まきめ」さんです。

「逃げろ光彦 内田康夫と5人の女たち」内田康夫
浅見光彦の名前に釣られましたが(…懲りないよ)、出てくるのは最後の一話だけという。
内田さんの本にしては割と大人な内容でした。いや、官能部分はほとんどないんだけども、いつもの本にはそういう部分すら全く出てこないので珍しいなというくらいです。

「トウカ草紙」大野潤子
お狐様の話です。九尾の狐が主人公…なのかな。それとも人間が主人公なんだろうか。
稲荷神社に住む神様と言えばお狐様。
私はほとんど宗教らしい宗教を信仰しているという状態ではないので、祖母の家にあったお稲荷様も不思議な感じで見ておりました(祖母の家は商売だったので)。
何かを信仰する心というのは、悪いものではないと思っています(その宗教が悪しきものであれ、とんでもないものであれ、です)。宗教をいいように利用した人や宗教をでっち上げた人が悪いのであって、信仰心を持てるというのはある意味うらやましい気がします。ま、巻き込まれる人はたまったもんじゃないんですが。

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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