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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話2012年3月

すっかり体調を崩して引きこもりになっております、管理人です。
ようやく次男坊の机も届き、身体に鞭打ってマイダーリンととりあえず次男坊の部屋になる予定にあったものを全て移動させて、仕分けて捨てる日々。ほこりっぽくて、お互いなんでこんなものを取っておくんだと言うようなものを数々発掘し、既に過ぎ去った10年の日々をかみ締めておりました(つまり引越ししてからほとんど手付かずの部屋だった)。
結婚式の台帳とかもそのまんま…。
こんなところにしまってあったんだというようなものもありましたが、今更出てきても遅いんだよっとゴミ袋の中へ。
最近着なかった服も思い切って資源ごみに。
何でも取って置く悪い癖、今更だが直したい。
紙袋、なんの役に立つんだ。←マイダーリン保存物
ビニール袋、何でも買ってきたまま入れたままにするのやめろっ。←これもマイダーリンの癖
全部資源ごみに。
精度の悪いフィギアにそういう類の雑誌も捨てるったら、捨てる。
書類の類もシュレッダーしまくり。←これ私
クローゼットも物置も棚も全て収納品を見直すことに。そうしないと次男坊の部屋に入っていた諸々を収納できないのです。
ものすごいごみの山…。
きっと今年は断捨離で運気が上がるに違いない。
でもとりあえずは崩した体調元に戻さんとな。

続きからは3月に読んだものの読書話です。

yudukisouの本棚 - 2012年03月 (13作品)
おばさん未満
酒井順子
読了日:03月03日
ちょうどこの年代にさしかかった私としては、面白おかしく読めました。誰もこんなこと面と向かって言わないけど、そんな感じだと思ってしまう。
酒井さんのエッセイは、こき下ろしつつ、それでも何かエールになるような内容です。

事件は、雪平が落ち着くかと思われた部所の上司が殺されるところから始まります。
雪平、重傷になっても相変わらずです。
安藤、いつか報われるといいね…。
何故今回は日付が刻々と記されているのだろうと思いつつ読んでいくと…。
美央との話も先へ続きそうな気がします、というか続いてくれないと消化不良でもやもやします。

関前から福岡へ。
福岡でもやはりおせっかいから狙われる羽目になります。
それを仕方がないと思いつつ受け入れるおこんさん。おこんさんの啖呵はいつも小気味よいです。
時々江戸の話が入り、老分さんがさみしがっている様子や品川家の廃絶危機の話も面白かったです。品川さんにも春が来るか。 今回は最後まではらはらして楽しめました。
ずっと追っていた嘉三郎が誘拐したのはなんとおちかさんの子ども。取り戻すために父子二人でがんばりますが、もちろん周りの協力あってのものです。何よりも藤蔵の懐のでかさに拍手です。
一方前作でお克の結婚話を聞いた勇七は、今回後半まで腑抜け状態。誘拐事件が起きたことも知らず彷徨い続けます。
皆がそれぞれ困難を乗り越えて、幸せをつかもうとするのがいいです。

極北ラプソディ
海堂尊
読了日:03月12日
前回世良先生が乗り込んできたところで終わりでしたが、今回はその世良先生改革編。
市民病院は来るところまできて、医師二人に看護師二人という極小体制で建て直し。
救急体制はどこも息絶え絶えで、我が住居地ももはや限界。
最後の砦の市民病院にがんばっていただきたいところですが、極北の場合は隣の市に一任。
政治と医療、本来別で行きたいところですが、どうしても利用したり利用されたりと切り離すことができないようです。
ジェネラルも出てきて、ようやく話は乗ってきたところなのに、またもやジェット構想とかをぶち上げたところで終わります。
花房は世良と再会し、あっさり世良の元へ戻っていきますが、私的にはそこはどうでもよかったかな。
ドクターヘリなんて、大きな病院では当たり前だと実は思っていました。前の病院にあったので。それが当たり前じゃないと知ったとき、山間の救助はどうするんだと愕然としたものです。
救急体制の整わない国なんて、もはや先進国じゃない。
そして、借金だらけの国は、いったいどこにお金を落としているのかと問いたいくらいです。医療と福祉、必要だけど弱者を切り捨てると開き直ればいらないもの、なんでしょうね。
一度政治家全員が弱者になってみればいい、とまで思っています。

愛しの座敷わらし
荻原浩
読了日:03月13日
古い一軒家に引っ越した一家。最初は田舎すぎて不満も一杯の中、現れたのは座敷わらし。
家族はそれぞれ好き勝手な生活で、引っ越し前は家族としてはかなりばらばらなのですが、田舎での人間関係や座敷わらしによってようやく家族がまとまっていきます。
座敷わらしの描写が愛らしく、読んでいる分にはとてもほのぼのとして和みます。怖いのか怖くないのか、実際に見てみたい気もします。
一家は徐々にその座敷わらしを受け入れて、やっと田舎の生活に慣れた頃、再び引っ越すことになります。
この方の作品は初めて読みましたが、思ったよりよかったです。
映像化するようですが、座敷わらしをどんな風に演出するかによってもかなり変わってしまうでしょうね。

とうとう二人が婚約しました。
お互い世継ぎの君であることもあり、お互いの両親の因縁もあり、もっとスムーズに婚約するかと思いきや、思ったよりもめました。
花冠は、いまだ覚めやらぬ王子様願望を満たしてくれます。
今回気になったのは、最初のほうの話の繋がりがいまいち悪かった気がします。最初はページが飛んでるのかと思いました。話の筋には関係ないので読み流しましたけど。

誘拐
五十嵐貴久
読了日:03月20日
不況でリストラを勧告する場面から始まりますが、その章の終わりではその後の展開を考えるとなんともやるせない始まりになります。
主人公は誘拐をするほうの犯人側ですが、誘拐されたほうの家族と刑事側の場面も出てきます。
最後の狙いが何なのかはっきりしないままクライマックスへ。
途中宅配便の件とか、主人公が何故あの女の人をそれほど信用して共犯にできたのか(逆に何故女の人がリスクを承知で手伝う気になったのか)など、若干疑問に思うことはありましたが、楽しめる作品ではありました。

薔薇盗人
浅田次郎
読了日:03月23日
物悲しいストリッパーの話だとか、母と二人で暮らす子の話だとか、短編だと思って読んでいたらうっかり泣かされました。
表題の話は少年のあまりの鈍感さに苦笑い。こういうブラックユーモアは、前回読んだ『王妃の館』に通じるものがあると思います。

今回は金五が活躍。
一人の犯人に振りまわされ、志保の父も犠牲に。
しかも実行犯とは別に影に別の犯人がいるようです。
平穏なままで終わればよかったのになぁ。

江戸地図をとうとう買ってしまいました。
この地図を広げ、場所を確認しながら読むと、わかってはいたけどその範囲の広さに驚愕します。
江戸のお人は健脚で凄い!
ただ地図がでかすぎて、移動中に広げるのは無理ってところだけが残念。

二人がやっと江戸に帰ってきました。
その帰り道も当然いろいろあったようですが、最初は笹塚孫一の話がメインでした。この話と磐音との繋がりが磐音らしくて面白かったです。
佐々木家にも養子入りして、お佐紀さんも子どもが生まれて、あとはいよいよおこんさんの養女入りと結婚ですかね。楽しみです。

主人公にその気はないと言いつつ、元婚約者とそっくりさんが出てきては、お登勢さんも気が気じゃないでしょう。
この巻では、駆け込み自体の話よりもそれ以外の話が多かったです。
 

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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