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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話2013年2月

そろそろ暇になってもいいと思うのよ。
でも相変わらずお昼ご飯五分で食え状態なんだけども。
なんか今年は忙しくない?え、毎年こうだったっけ?
花粉症もやばい。
もう薬飲んでるからこれ以上ひどくなったら2剤使うけども。
何よりも、急に春らしくなったので、眠くてたまらん。
あ?毎年そんなこと言ってるって?
日曜なんて、用事つぶして寝てばっかりいるよ。
超ぐーたら主婦だよ。こんなんでどうするよ。

長男坊の漢字のテスト見たら、しおかぜを「塩風」って書いてたぜ。…しょっぱすぎるよ!母ちゃん、むしろその間違いに涙出そうだよ。
あまりにもひどくて、涙が出そうなほど笑える回答が満載だったので、写メってやったぜ。
いつの日か、こういうバカな回答してたと笑ってやるぜ。
私は性格が悪いんだよ。思い知るがいい!


…てなところで2月の読書話です。
なかなか読めなかったと思いきや、結構読んでいました。
一気に読める本とちびちび読んだ本と差が激しいのかも。
文庫なら数時間もあれば読めるしなぁ。
yudukisouの本棚 - 2013年02月 (13作品)

五股をかけていた男が、遠くへ行かなければいけなくなり、その五人の女性に別れを告げに行きます。その遠くへ、の事情は、話の中でははっきりと明かされていませんし(借金かな?くらいの描写で、何故借金をしたのかの事情は不明)、どこへ行く、とも結局明かされません。
そして、その男の監視役にゴリラか怪獣かと思われるような描写をされた女。
この女の行動はこれまたなかなか凄いのですが、最後まで読むうちにそれなりに魅力的に思えてきてしまうから不思議。
五人の女性それぞれとの出会いのエピソードと別れの場面が書かれているだけなのですが、五股をしたひどい男のはずの主人公さえもなんだか憎めなくなっていたり。
そう言えば、エンジン、かかったと思いたいです。

花のさくら通り
荻原浩
読了日:02月03日


やや落ちぶれた感のある広告会社が都落ちしてきたのは、これまたややさびしくなりつつある商店街の一角。
古参の商店主が仕切る中、新しい店主たちとは上手くいかず、しかも例年同じ惰性の祭りを続けるようなところ。
最初はかみ合わないそれぞれの店主が、知恵を出し合い、何とかして自分たちの商店街を売り込もうとしていきます。
間には寺の息子と牧師の娘との恋愛話なんかも挟みつつ。
うまくいってほしいと願いつつ読み進めていき、落ち着くところに落ち着いた話は、ほっとすると同時にぽかぽかとした気持ちをいただいた気がしました。
まだこの作者の本を読んだのは二作目なのですが、この分だと他の作品も期待できそうです。


「狂骨の夢」最終巻です。
いきなり京極堂の憑物落しから始まります。
哲学の話は小説を読んだときには目が滑って理解しにくかったのですが、コミックになってようやく理解しました。
二人の朱美のくだりはなかなかよかったです。


表題のさくら道では、十四郎は万寿院の御使いで京にまで行きます。
普段はやたら事件が起こる気がするのに、十四郎のいない半年近く、十四郎がいなくても大丈夫だったのでしょうか。用心棒がいなくてもさほど困らなかったのは幸いといえましょう。
二話目は子どもを持った女の話で、身を隠すために子どもを慶光寺に捨てていきます。実際は預かってくれるのを見越しての捨て子なのですが、それもなんだかなぁ。
そう言えば金五と千草の子どもが生まれていました。
三話目は咎人の妾の話。もちろん咎人だと知れるのは調べが進んでからですが、誰がどう見ても前科はあるだろうという輩を夫に持っては、さすがに離縁するのも難しく、結局は罪を暴くしかないのです。ここまでくると同心顔負けです。
四話目は楽翁を恨む者の話。楽翁に気づかれずに恨んで命を狙う者を捕まえる計画。
橘屋は有能です…。


お盆休みを利用して、莉子がフランスに。
ただ、一人ではなくて何故か高校時代の担任恩師も一緒。
いや、一人で行かせてあげてくださいと思わず突っ込み。
しかも泊まる場所を勝手に高校の同級生宅(しかも男)に変更されるし、いや、もうありえません。
美術鑑賞旅行のつもりが、その同級生の勤めていたレストラン(同級生はコック見習い)が食中毒を出してピンチに。
その事件に結局首を突っ込むことになります。
果たしてその食中毒は誰が出したのか。
フォアグラに関しては犯人の気持ちもわからないでもないですが、何事も極端に走る輩というのはどこか狂人の域に入ってしまうのでしょうか。
しかし多分この巻は何よりも本物のモナ・リザを見分けた莉子がすごいと言いたいがための巻なのでしょう。


今回は今までになく料理の描写が細かくて、読んでいて楽しかったです。
捕物自体はさほどではなかったのですが、最後はきっちり終わるので気分は悪くないです。ただ、結構な悪だったのに、あっさりやられてしまうのはなんだか物足りない気もします。ではもっとひどくやってしまったほうがいいのかと言われるとそれもどうかと思うので、もう少し何かバランスよくしてほしい気がしてしまうのでした。うまく言えませんが。


所々出てくる殺人シーンは、さすがに鳥肌が立つくらいグロな印象ですが、それでも読むのをやめられないくらい面白かったです。
登場人物がそれぞれしっかりとした設定を持っているので、場面が変わって語り手が変わっても混乱することなく読みやすいです。

ドラマを先に見たので、イメージはちょっと引きずられていますが、原作では菊田はもっとがっしりとした大男なんですね。そしてやはり煮え切らない。こりゃだめだと思わず声に出してしまう秘めた想いという感じでした。
井岡のイメージはぴったりですね。
勝俣ももうあのイメージから抜けられないです。
やはり上手い役者というのは、原作を超えて何か役を自分に引っ張ってくる、そんな気がします。


随分前に読ませてもらい、途中からどこまで読んだかわからなくなっていたものを再度読み返し。最初の巻だけ購入して持っています。
改めて読むとライトノベルだなぁと思うことはありますが、世界観がよくできていて、ヒロインが頑張る女の子というところがよいです。
以前に比べたら私の脳も中国史に少しだけ触れたこともあり、イメージしやすくなりました。
せっかくなので全部読み返したいと思います。


読者から来た手紙の類だろうかと、いきなり始まった怪談話の数々に唸りながら読んでいく。
話はどちらかというと昔懐かしい話も多く、よくある話も紛れている。終わり方も唐突なものもあったりして、その後はどうなったんだろうと興味をそそるものもある。
それでも、続けて読んでいる夜などに何かガタッと音がすると、思わず身をすくませてしまうくらいの効果はある。
これ全部読んでいくと百物語が成立してしまうんじゃないだろうかと思わず途中で目次を確認して数を数えると、これが九十九話で終わっている。その終わり方がいかにもらしくて、笑ってしまうと同時にちょっとほっとしてしまった。
小学生のときに皆で話したようなよくある話だからこそ、学校が舞台の話は多いし、何気ない家での話が身近に感じられて、ふとした拍子に思い出してしまう。
振り向いたそこに何かあったら、と思うと夜の一人の時間には読めなくなってしまった。


映画が先でした。
読んでみたらかなり忠実に映画は作られたようです。
ハードカバーの装丁が児童書を思わせ、中の仕様もふりがなつきにイラストつき。そう思えば内容もサバイバルゲームの割りに残虐さは抑えてある感じです。十分子どもでも楽しめると思います。
その世界観はわかりにくい面もありますが、映画が先だったお陰かすんなりと読めました。
少年少女によるサバイバルゲームは、広大な自然を模した競技場で行われ、最後の一人になるまで戦い続けるのです。
それはあくまで自分で志願するというよりは、各地区からの半ば強制的な義務。もちろん志願する者もいるのですが、志願する者がいようがいまいが十二の地区から男女一名ずつは選出されるわけです。
その十二の地区を管理する(反逆の罪として奴隷的な管理)中央政府の二度と反逆する気を起こさせないようにするための策なのですが、どうやら続きでは少し不穏な匂いがします。
映画の続きも忠実に作ってくれるなら、それも楽しみだなと思いますが、どうでしょうね。


江戸に帰ってきて安泰かと思えば、そんなわけはないかと実感した巻でした。
江戸で暮らすためのお金を稼ぐには、新しい門下生も必要ですが、田沼の目が光っているせいか入門したくてもできなかったりするので、弟子の数は変わらず。
ただ、御三家が味方になったお陰で、そちらも何とかなりそうです。
速水左近が甲府から戻ってきました。甲府でも慕われて、がんばる人が報われる世であってほしいですね。

シンメトリー
誉田哲也
読了日:02月24日


短編集ですが、この本の中ではまだ倉田の息子は刑務所の中。この先を知っているので、それすらも切ないです。
この本を読んだ限りでは思ったよりも姫川の性格が悪かったので笑ってしまいました。
「ソウルケイジ」よりも先に読みましたが、ドラマもソウルケイジのほうが後だったせいか違和感なかったです。

ソウルケイジ
誉田哲也
読了日:02月28日


グロさと狂気性のある「ストロベリーナイト」よりも面白かったです。
人が落ちるシーンの描写で、先日読んだ「鬼談百景」を不意に思い出してしまいました。一度聞いたら忘れられないだろうな、と。
父性は母性よりも劣るように言われるけれど、こんな父性愛もあるんだと思わされました。
ドラマで知っていてもじっくり読んでみたいと思えました。

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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