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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話2014年1月

次男坊は突発的に咳こんで止まらなくなることがあって咳あげ。胃腸風邪でもないのですが、とりあえず吐いちゃったのでお迎え電話。
二日連続で学校からお電話です~と来た日には、なんとなく体調悪い子どもを学校へ追いやって仕事をする母の後ろめたさというか…。
一日目は、暴れるなと言ったにもかかわらず、外で縄跳びをした後だそうで。…言葉もない。
迎えに行って戻って仕事場に留め置き、仕事をしつつ診療待ち。
薬を強化してもらいこれでオッケーかと思いきや…。
二日目は、おなかいっぱい食べると咳が誘発されるので(胃が横隔膜と肺を押し上げて咳が出やすくなります。咳あげする子は時間を空けて少しずつ食べるのが吉です)やめろと言ったにもかかわらず、食い意地の張った次男坊はおいしそうだったからとおかわりする勢いで全部食べたそうで。…そら咳したら吐くよ。咳止め飲もうとして吐いたようです。すごい迷惑。ごめん、みんな。
連日学校に追いやったと思われているであろう母は、ただいま修羅場。休めねーんだよぉ(泣)。
朝熱がなくて咳も落ち着いていればつい学校に行かせたくなるじゃないか。突発的に出る咳なんて、いつ出るんだよ(今でしょとか突っ込まないで)。
ちなみにスタッフはまだ足りません。常に足りない人数のまま仕事をするので、もうぎりぎりいっぱい。昼休憩つぶれる勢いで仕事が終わらない。
でもって今日、次男坊の学年は、インフルエンザ多数のためとうとう授業短縮の上に閉鎖となりました…。
何でうちの学校だけもうB型大流行?
今ピークなので、あともう少しがんばれ、私。そのうちスタッフも揃うさ。←希望的観測

続きからは1月に読んだ本の読書話です。
2013年のベスト本は、やはり図書館戦争シリーズ。大はまりして人生変わった!
それからRDGシリーズ。
最後はいろいろ考えたけど、十二国記再始動!をあげておきましょう。
十二国記は、私がネットにはまるきっかけとなった本だしなぁ。



yudukisouの本棚 - 2014年01月 (12作品)
死層(上) (講談社文庫)
パトリシア・コーンウェル
読了日:01月03日



年末恒例スカーペッタですが、今回は本の値段にびっくり。この厚さでハードカバー並み。会計のときに言われた値段に間違いじゃないかと思ったくらい。
今回は上巻でいきなりマリーノが何者かにはめられ、相変わらずスカーペッタとベントンはお互いに嫉妬し合い、部下の誰かは疑わしい。
スカーペッタの周りはいつも一緒。
でも下巻も読むし、年末に新作が出ればまた買って読んでしまうでしょう。
死層(下) (講談社文庫)
パトリシア・コーンウェル
読了日:01月06日



下巻は捜査を外されたマリーノは、事件が解決するまで出てこず。
スカーペッタはいつものように狙われ、ルーシーは相変わらずハッカーしまくりで、怪しげな部下は去り、気がある素振りだった部下もほとんど出てこず、どちらかというと今度はベントンに執着する部下とのやり取り。
思ったよりあっさりと犯人は捕まり、はらはらどきどき感は少なかったかも。
それでも専門用語が少なく、物語としては読みやすかったです。
サクラ咲く (BOOK WITH YOU)
辻村深月
読了日:01月08日



爽やか過ぎるくらいの中学生の話。
こんな中学生ばかりだったら楽しいだろうなと思いました。
三話がリンクしているところも辻村さんらしくてよかったです。
チャレンジ中一講座連載だったそうな。なるほど、中学生に読んでほしいさわやかさと希望に満ちた話でした。
万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)
松岡圭祐
読了日:01月11日



過去と現在が書かれていて、10巻目の節目で莉子の成長をみせるといったところでしょうか。
時は遡ってまだリサイクルショップから独立したての頃の莉子は、詐欺師の手口も知らず、ただ知識を詰め込んだだけの状態。
少しずつ論理的思考を身につけ、やがて知識を生かして何でも鑑定できるようになるのです。
知能犯係の葉山と知り合い、華蓮に目をつけられるのも三年前のこのとき。
そして1巻のハイパーインフレ、音楽プロデューサーが出てきて現在の莉子へ戻ります。
ただ知識を得るだけではだめなのだというメーッセージかと。
プリズム
百田尚樹
読了日:01月15日



解離性同一性障害が出てくる話でしたが、そのうちの一つの人格に恋する主人公の女にはあまり共感できないまま読み終えました。
多分家庭教師先というのが一つ引っかかり、主人公が既婚者というのでまた引っかかり、主人格ではなく、多数ある人格のうちの一人に恋するというのも引っかかり。
これはそういうのを越えた恋愛話として読むのがいいんだろうけれど、最後の別れから主人格に再会する場面があまりにもきれい過ぎて、これだけの設定なのだからもっと泥臭くてもいいのにと思ったりしました。
沈黙の町で
奥田英朗
読了日:01月19日



いじめられていた中学生が学校部室の屋根から転落死。事故か自殺か殺人か。
同じような主題の話はありましたが、こちらは圧倒的に隠している事が多人数で身近。
自分の中学生の頃を思い出しても若干憂鬱になるくらい、中学生は空気読めない者には厳しい世界かも。
どれだけ普通の子どもでちょっと残酷で、流されやすくて、正義を貫くことさえ周りを見回してからじゃないとできない。
そんな一面もあるのだと思い出された話でした。
正直、あの終わり方は後味悪くて、え、これで終わり?と思わず口に出てしまいました。
偏差値70の野球部 レベル3 守備理論編 (小学館文庫)
松尾清貴
読了日:01月24日



三巻では小学生のリトルリーグチームと試合したりしますが、今まで練習していた打撃方法が、投手が変わると役に立たないというくだりだとか、守備には重きをおかず、取られた点よりも打って点を取ればいいとか、ボール落下地点は計算によってわかるだとか、普通に野球を見てきたものからすれば、わけがわからない理論だったり、ある意味納得だったり。
何故ヒカルさんの言う理論がすんなり受け入れられるのか、ある意味ものすごく頭が良くて素直な野球部員たち。
いっそ主人公も一般野球常識を捨てて鞍替えすればいいのにと思いますが、それが作者の意図なのかな…。
偏差値70の野球部 レベル4 実戦応用編 (小学館文庫)
松尾清貴
読了日:01月25日



うーん、期待したほどではなかったかな。
何せ主人公が染まりもせずに頑なに自分の野球理論を突き通そうとするのでイライラします。
確かに野球部員たちの力量は足りないのかもしれませんが、変わらない主人公が自分の思いだけで同じ過ちを繰り返すところ。
変わらないままの主人公が失敗してもそれでもチームが成り立つのを見せたいのか。
結果といい、ヒカルサンのことといい、中途半端すぎてもやもやしました。
でも続きが出たら主人公が変わるかどうか気になって読んでしまうかも。
花冠の竜の国2nd 3 (プリンセスコミックス)
中山星香
読了日:01月26日



あまりにも無謀すぎるリズ。
それに振り回されるエスターといまだ名前も覚えてもらえないフローリオ。
無謀すぎてやや引くくらいです。
いくら双子が多い世界から来たって、双子だからこそ慎重に行こうよ、と諭したくなります。
姑獲鳥の夏 2 (怪COMIC)
志水アキ
読了日:01月26日



小説で読んでいるときはこの時点で榎木津が何を言っているかわかりませんでしたが(最後のほうで判明)、コミックで読むと榎木津の戸惑いはよくわかります。あの場にいたほかの人たちのほうが不可解なのだと。
改めて読むとやはりこのシリーズの原点だなと思います。
望郷の道〈上〉
北方謙三
読了日:01月27日



九州の方言がきついのですが、それがそのうち気にならなくなるくらい面白かったです。
主に主人公の事業の話ですが、どんどん拡大していったり、同業者とのトラブルや新天地に移ってからなど、どれもわくわくして読めました。
ビジネスに興味のない私でもこれだけ面白く読めるのは、なかなかないです。読むのが楽しくて止まらなくなりました。
ハードボイルド作家だとばかり思っていて、今まで読んだことありませんでしたが、この作家が初めての方にもこれはお勧めです。
望郷の道〈下〉
北方謙三
読了日:01月31日



小さな工場から始め、どんどん工場を大きくし、同業者の嫌がらせも乗り越え、かつての稼業からの許しを得るまで、まさにノンストップで突き進む主人公。
次から次へと計画して実行していくその力はうらやましいくらいです。
その妻も肝が据わっていて、この夫にしてこの妻あり、です。
読み終えた、という充実感がありました。
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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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