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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話3月から4月


明日は小学校の授業参観です。
小学校の授業参観はもれなくPTA総会と引き取り訓練があります。
この引き取り訓練は正直意味があるんだろうかといつも思います。
災害時なんて学校が一番安全な気がするし、結局家族揃って避難してくる先は学校なわけです。
しかも仕事してるときなんて、よほど家にいた親でないと引き取りになんて行けない。
今回の津波時にも引き取って家に帰る途中の親子が亡くなっていたりします。
正直私は仕事中に災害が起こったら、簡単には迎えになんて行けないと思うのです。いや、それは子どもにも言ってあるのだけど。
保育園にいる次男坊も引取りが遅ければ学校へ移動となります。だいたい保育園児の母なんて働いていてすぐに帰ってこれないだろうし。
先生も人の親だから、生徒は早く親に引き渡して帰りたいよね…。
私もできたら早く引き取りに行けるようにしたいよ…。
本当にそう思います。

続きからは読書話です。

前作で動き出した国元の騒動に一区切りです。
それでも許婚だった奈緒は遊女として身を売るために国を出ていき、次作からその行方を追うのでしょう。
まだ国元に帰る気はなさそうです。


三島屋シリーズの第二弾ですが、百物語を集めることになった経緯の第一弾から少しだけ主人公の心持が変わってきています。
それぞれの奇怪な話の続きが気になって、かなり一気読みしました。
現代物も江戸物も共通する宮部さんが書く人の業というものに考えさせられます。
続きが待ち遠しい作品です。


思ったより意外だったのは、池袋の王様タカシ。タカシでも恋に落ちたりすることあるんだねぇと。
マコトもタカシもGボーイズもずっとそのままあり続けそうな池袋。パターン化されているけれど、だからこそ安心して読めるような気がします。

新作だ!と飛びついたけれど、よく見たら前作と前々作を読んでいないかもしれない…。


今回は冒頭から畳み掛けるように事件が続き、しかも限られた時間の中で解決しないと東城大学の危機という今までにない様相。
もちろん白鳥はいないと困るくらいの活躍をして田口の愚痴をふさぎます。
因縁のメンバー全員が出てきて、エーアイセンターもお目見えとなるのですが、仇敵現る、で次作へ。
相変わらずの屁理屈攻撃に読むほうは若干疲れますが、それもまた海堂氏の作品と言えるでしょう。私は面白かったと思います。


前巻で身売りした許婚の奈緒を追って西から東へ。
どこまでも追っていくその誠実さは素晴らしいのですが、行く先々でもちろんいざこざもあり。
シリーズ4巻目にして一体何人殺してしまったのでしょうか。既に数えてもいませんが。


『スロウハイツの神様』の登場人物で作家チヨダ・コーキ作品ということで、いつもの作品とはやはり一風違う感じですが、最後の展開の仕方が辻村さんだなぁと思いました。
ライトノベル風だからきっとあの展開で終わりなんでしょうが、いまひとつ物足りない気がしてしまいました。
そこでこれは辻村作品であって辻村作品ではない、ということに再度気がつくのです…。


湊 かなえ
双葉社
発売日:2008-08-05

漫画になったものを読んだことはありましたが、変わらず後味の悪い作品でありました。
それぞれ語り手が変わって続けられる復讐への結末。読みやすいのですが、誰にも感情移入できなかったです。
子どもを持っている自分が、子どもを殺された女教師にすら感情移入できなくて、傍観者のように事件を眺めるだけのように読み進めました。
あまりにも淡々と復讐が進むからかもしれません。


伊坂 幸太郎
講談社
発売日:2005-10-20

現代における問題がそのままのようでした。
リーダーシップのない首相、流されるだけの大衆、煽るだけのマスコミ。
そこへ発言力のある独自の言葉(厳密には宮沢賢治を借用したりと違うかもしれませんが)を語りかける政治家が現れたら…。
何か陰謀くさいその政治家への流れに立ち止まって考える兄弟の姿は、もしかしたら非常に稀有な存在なのかもしれません。
読み終わってなお、私はその大衆の流れが心底怖いと思いました。まるで今の日本のようで。


夫婦として未熟な二人ですが、少しずつ距離をつめている感じです。それでもその距離は近づいたり離れたり。
そして次巻ではきっと互いの昔付き合った相手にやきもきさせられるんでしょうね。


軽井沢編終了です。
ちょっとハイソな感じは神戸編に通じるものがありましたが、やはり影には必ずあの人の気配が。
キタさんの男前っぷりが素敵です。
でも今回、密着しても平気なのは何故…?

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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