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2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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納車日も決まり、ワ~イというところですが、なにぶん仕事が忙しすぎる…。
ようやく仕事を覚えた新しい人が、一年も経たずに今月一杯でやめることが決まり、これからの仕事量に気が遠くなりそうです。
夜は添い寝で寝てしまい、朝方(3時とか…)起きだして風呂に入ったりする生活をしております。あほすぎる…。

では、読書話に興味のある方は、続きをポチッとな。

+ + + + + + + + + +

「硝子のハンマー」貴志祐介
会社の社長が殺され、その社長室はセキュリティも万全な密室状態。容疑者にされた人物からの依頼で関わることになった女弁護士の主人公。それから密室とセキュリティへのアドバイザーとして協力することになった表向きセキュリティショップの店長。裏稼業は…?
いろいろな方法で密室を暴こうとしていく過程が面白いです。密室になるためには必ずトリックがあり、それが偶然か故意かはわからない。
話は緻密で、凄く下調べしてるんだろうなぁと思われます。


「狐火の家」貴志祐介
題名からホラーかなと思いましたが、上記の「硝子のハンマー」で出てきた弁護士と店長コンビが活躍する短編でした。
あの事件以来密室に(不本意ながらも)縁が深くなり、次々持ち込まれる密室事件に頭を悩ませながら、これまた関わりたくないと思いつつ例の店長にアドバイスを受けるために電話をする羽目になる主人公の弁護士。
二人の掛け合いも2冊目になり、軽妙です。


「ダイイング・アイ」東野圭吾
うーん、何と言うか、東野圭吾にしてはあやふやなホラーという感じでした。
とある事件で記憶をなくし、自分が自動車事故で女性を死なせたことを忘れてしまった主人公。主人公の周りの人は事故に関してはっきりとしない。そのために事故に対する記憶を取り戻そうとするうちにその主人公の前に現れる一人の女。
強い意志を持った目というのは、きっと何か秘められた力があるのだろうと思わせるのですが、そこがこの話では少しだけホラーじみていているのです。私はそういう手法を使わなくても十分その目に込められた思いを東野圭吾なら書ききれると思うんですが…。
単に私の好みの問題かなぁ。正直怖くもないし、不思議でもない、という印象かな。辛口で、生意気で申し訳ない。


「テロリストのパラソル」藤原伊織
江戸川乱歩賞作品です。
時代背景が少し古いです。全共闘時代、あの東大抗争の話が背景に出てきます。もちろんそれは主人公たちのつながりを示す一つの背景に過ぎません。メインは現代、主人公たちの現在の状況が複雑に絡み合った結果なのですが、結局遡っていけばそれが全ての始まりなのです。
現在の主人公は、どこからどう見ても立派なアル中のバーテン。ある日突然日課にしていた公園での一杯(もちろん酒)の最中に起きた爆発事故。これが実はただの爆発ではなく、テロ。しかも組織ではなく、個人を狙ったテロだったのですが、それは本当に偶発的な爆発テロだったのか。
私は東大抗争の話は詳しくありません。何度かその時代背景の小説にぶつかり、自分なりに資料を読んでみたのですが、何ゆえあそこまで大学生が激しくぶつかり合う結果となったのか、理解しがたいものがあります。それは現状とあまりにもかけ離れている時代だからなのでしょうか。今は大学生にそこまでのエネルギーを感じません。というより、そのエネルギーを感じさせる場所がないのか、エネルギー自体がないのか。
面白かったのですが、主人公が小説で語られていない間に既に行動していたり、答えを見つけ出していたりしていて、あれ?いつのまにそうなったの?と置いてきぼりを食うことはありました。


「ひまわりの祝祭」藤原伊織
かつて賞ももらえるほど活躍したグラフィックデザイナーでしたが、妻を亡くしてからほぼ引きこもり状態の主人公。
それがある晩からトラブルに巻き込まれていきます。
そのトラブルがファン・ゴッホのひまわりだというから、これまたトラブルの質が違います。
私は美術は好きですが、全く詳しくない。というか、好き嫌いでしか判断しないので、その作者の背景や有名な絵画だということすら時々知らないことさえあります。
しかも致命的なのは、あの「ひまわり」が一作じゃないことすら知らなかったよ!全部で現在7作あるんですって。かつての安田火災が競り落とした当時50億もしたひまわりくらいしか知らない…。おまけに名前をゴッホと表現するのは日本人だけで、本来ファン・ゴッホまでが名字なんだそうな。いや、私にとってはどっちでも変わらないけど。
そのひまわりの8作目を廻って、主人公は企業家ややくざに狙われます。
美術に造詣の深い人ならかなり楽しめるかと思いますが、深くない人もそれなりに楽しめます。なんとなくこれ一冊読んだだけで賢くなった気がしました。
それ以外に登場人物もなかなかよかったのですが、皆頭がよすぎて読んでるこちらの理解度が追いつかないまま展開していく場面があり、きっと作者は頭がいいんだろうなと思われます。あ、私がバカすぎるのか…。


「ぼくのメジャースプーン」辻村深月
主人公は小学4年生のぼく。不思議な声の力を持っている少年。仲のよい幼なじみ、ふみちゃん。そして起こる事件。
学校で飼っていたうさぎを惨殺した大学生。それをネットで公開するという現代的な犯罪。
理不尽な暴力に対して、「ぼく」は真摯に向き合います。
動物を故意に殺しても器物損壊。でも、壊れた人の心はどうなんでしょう。
現場を目撃してショックを受けたふみちゃんが立ち直るには、何が必要なのでしょうか。
不思議な声の力を学ぶうちに、少年は決心をします。
これを読みながら、私は何度も涙しました。号泣というものじゃなくて、静かな涙。
少年は小学4年生にしてはやけに冷静で頭がいいので、うちのおばか息子と比べられませんが。
人の悪というもの。反省する心というもの。うさぎを殺すことと、うさぎを食べることの違いとは何か。家畜とペットの違い。
答えの出ないことばかりですが、犯罪に対して「ひどい」だけでは終わらない何かを考えさせられます。

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待ってました♪
こんにちは。
いつもソウ様の読書のお話、今月は何かなあととても楽しみです♪
貴志祐介さんは「青の炎」が私は最高でした。せつなくて…。当時帯に「こんなに切ない殺人者がいただろうか」とあったのですが、読み終わった後、本当にそう思いました。
読まれたこと、ありますでしょうか?

それから「黒い家」では思わず読んでいる最中に「わあ!」と悲鳴をあげてしまった覚えが…。
かなり怖かったです。
「硝子のハンマー」はたしか、続編が出ていますよね?

東野圭吾さんは先日「名探偵の掟」を私も購入してしまいました。一話がとても短いことと、軽いタッチなので読みやすくて寝ながら少しずつよんでました^^ドラマを見て気になって買ったのですが…中身もさることながら、帯の作者のコメントに爆笑しました(笑)。
「あるある」って感じで楽しかったです。

東野作品は他にも読んでみたいものがたくさんあるのですが、人気作家だけに図書館にいつもないのが悲しいです…。

次回も読書のお話、またいろいろ拝見できることを楽しみにしています♪
じめじめした季節が続いておりますが、お体にお気をつけてお過ごしください。
水玉 2009/06/25(Thu)13:07 編集
もったいないお言葉で
水玉さま、こんばんは。
貴志祐介さんの「青の炎」は、いつもいく図書室にはないらしく、取り寄せ待ちです。本館に行きたいんですが、遠くて…。
「黒い家」もずっと探してるんですが、いつも借りられててないので、これも取り寄せしようかと思っております。つまり、二つとも読んでないです(笑)。

「名探偵の掟」、ありがちな殺人事件オンパレードで、笑えますよね。結構あのノリは好きです。東野圭吾さんの本は、たくさんあるので、残っているものを見つけると借りてみるのですが、なかなか制覇は難しそうです。と言うか私が読み出したのは最近なのですけどね。

好き勝手書いてる話にいつも反応してくださりありがとうございます。
ソウ 【2009/06/26】
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看護師
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マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
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