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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話2014年2月

今日は東海地方でも雪だかあられだかわからないような天気でした。もちろんすぐに止んでしまって、晴れていたので道路がぬれる程度でしたが。
花粉症が日々辛くなってきましたが、とりあえずまだ薬飲んだり飲まなかったり。
三月もきっとあっという間に過ぎるんだろうな~。
四月から町の某役員になったので、また駆り出される日々になります。打ち合わせもあるな。
長男坊の三者面談もあるし、今週は忙しいぞ。
というか、中学校は三学期も面談あるんだ!と驚きでした。小学校はないのです。
自分の中学の時はどうだったか覚えてなかったし。
さ来週で学校も春休みに入りますし、また弁当作ったりの日々ですね。
あまり忙しい忙しいと言わずに過ごせたらいいなと思うのですが。

続きからは2月分の読書話です。
興味のある方はどうぞ。
yudukisouの本棚 - 2014年02月 (10作品)
思い出鍋 (料理人季蔵捕物控)
和田はつ子
読了日:02月03日



前々巻より続いていた盗難の裏の殺人もこの巻で一応解決です。引っ張りまくった割には敵方がいきなり出てきたお前か!という感じです。
おき玖の気遣いが健気過ぎて季蔵の鈍感さ加減に腹が立つほどです。でもそのおき玖も豪助の想いには気づいていないんですが。
瑠璃よりもおき玖のほうがいいな。
食堂かたつむり
小川糸
読了日:02月05日



インド人の彼に部屋の中のものを一切合財持ち逃げされ、残されたぬか床けだけを抱えて故郷に帰った主人公。気づけば失声症(?)になっていて、折り合いの悪いおかんに借金をしつつ食堂かたつむりを開くのでした。
田舎で取れる自然の食材を生かしつつ、まったりと作る食事の数々。この作家さんの料理の表現は本当においしそうで好きです。
ただ、せっかく持って帰ったぬか床なのに、あまり出てこなかったのが残念。もちろんそれ以外のレシピがいろいろなので出している暇がないほどだったのかもしれません。
最後のおかんはわかっていても反則技で泣きました。
県庁おもてなし課
有川浩
読了日:02月10日



フィクションだけど、実際に高知県にはおもてなし課があり、高知県をプロデュースするためにおもてなし課の若い職員ががんばります。
有川さんは地元を愛してるんだねぇ。地元愛にあふれていて、他地域の地方も元気になれたらいいのにと思わされます。
ただのサクセスストーリーではなく、まだまだ前途多難であり、主人公の恋愛もまだようやくスタートライン。
お役所ってこうだよねと思うものの、お役所なりに枷にはめられて逸脱したことができないのだということも理解できました。
天地明察
冲方丁
読了日:02月16日



天地の動き、星図、暦を綿密に研究して生涯をささげた主人公。
算術からなる途方もない計算と理論はとても理解できませんが、まだ地が動くことさえようやく判明したくらいの頃に成し遂げるのは、とても大変なことなのだろうということはわかります。
家綱の辺りだとまだ江戸の初期。
そんな頃ですから、昔から使われている暦を新しくするためだけに事業を支えた人々の思い、無念さが伝わります。
そして、今更ながらに暦というものは、農家にとっても大事なもので、元は神道、陰陽道に通ずるものだったのだと知りました。
星の動きを測り、月の満ち欠けを大事にする心は、廃れてほしくないなと思いました。
徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙(43) (双葉文庫)
佐伯泰英
読了日:02月17日



倒れた霧子のこと、武左衛門の息子のこと、辰平とお杏さんのこと、奈緒のことと相変わらず周辺が騒がしい限りです。
しかし、奈緒に対するおこんさんの対し方は、これぞ女房の鏡と言わざるを得ません。
万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)
松岡圭祐
読了日:02月20日



最初の描写の男が小笠原だと途中まで思っていた私。
イケメン住職との対決は、実はチープグッズ販売店の兄弟子対決だったという。
ちょっと莉子が小笠原を意識してきているのが私的にはうれしい。いつか小笠原が報われると信じたいです(笑)。
できればイケメン住職には、ビジネスとはいえせめて訪れてきた寺の関係者の顔と名前と背景くらいは覚えて活用してほしかったですね。ビジネスでも覚えるのは普通じゃない?頭いいんでしょうに。
やじきた学園道中記2 8 (プリンセスコミックス)
市東亮子
読了日:02月21日



冒頭の上様と退屈社長のUFO話は、ハーディが雪也に思わずきゅんとするのが笑えました。からかうはずだったのに自分がはまってしまうそのうかつさが好きです。
アラハバキ編が始まりましたが、だんだん難しくなっていくよ~。
葵先輩、久々に出てきました。
阪急電車
有川浩
読了日:02月22日



一駅ごとに展開する物語。
主人公は同じ電車に乗り合わせた人々。
同じ出来事が違う人の目線で語られることもあるし、共有することも。
乗り合わせている人それぞれに物語はあるというこの手法は結構好きです。
有川さんの話の好きなところは、そのままあいまいに終わるのではなく、後日談のような形でその後の話がひょっこり語られたりするところです。その後を想像するのも悪くはないのですが、ある程度こうなったという道筋が示されるので、ああ、よかったなと次の作品にいけるのです。
島はぼくらと
辻村深月
読了日:02月23日



霧が出れば本土とを行き来するフェリーが休航する島の物語。
島には以前から住んでいる者とⅠターンと呼ばれるよそから来た者が住み始め、それをつなぐ役目をしているのが地域活性デザイナー。
そんな中で暮らす高校生たちが主人公ですが、その四人も進路によっては島を出ていかなくてはならない時期。
過疎は島だけの問題ではないけれど、行政のやり方と住んでいる者との考えにもそれぞれ思惑はあったり、新しい住人との軋轢も数多く、同じような問題はどこにでもあるのだろうと思いました。
最後にここであの人が出てくるか!と思わずうれしくなりました。さすが辻村さんの作品です。
万能鑑定士Qの事件簿XII (角川文庫)
松岡圭祐
読了日:02月28日



太陽の塔に拉致されたという妻を捜す男からの依頼で、小笠原とともに大阪へ。
小笠原は前作から少し勘違いしたまま話は進んでいきますが、莉子はいまいち自覚の少ないまま。気の毒すぎる小笠原(笑)。
今回は少しばかり現実味の少ない事件でしたが、事件簿の終わりとなればこれもありでしょうか。もちろん名前を変えて莉子の活躍があるのは読者にはわかってのことですが、まさか莉子が結婚かとミスリードを促す表紙でありました。うん、わかっていたけれど、ちょっとだけ期待したくなるんだよ。
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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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