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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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『永遠の0』観てきました

新年早々日記もサボりがちですが、いやーさすがに休み明けは結構厳しい。
いろいろごちゃごちゃとあって何もできない。

さて、今回は映画『永遠の0』を観てきましたので、ちょっとだけ感想を。
原作はまだ途中読みなので、映画のほうが先になっちゃいました。
戦中の話にいろいろ興味はありまして、夏の読書感想文などはそういう系統のもので書いていたくらいです。
祖母が戦中に看護婦をしておりました。
まあ、そんな影響もあって今の職業を選んだ、というのもありますが。
戦中の救護所の話はそりゃすごいです。
古い写真には、コックの様な帽子に足首まであるくらいの看護衣。で、赤十字のマーク。
絵に描いたような姿でした。
逆に祖父は戦中の話は一切しなかったです。
相当ひどい目にあったとか。
語る人もいれば口をつぐむ人もいる。
でも、祖父母とも亡くなってしまい、そういう話をする人もどんどん絶えていくのですね。
母と私の中に残る祖母の語る話も、誰かに話さなければいつかは絶えてしまうのでしょう。
そんなことを思いながら映画を観ました。





実質上の主人公は海軍航空機操縦士。正確に言うともっと違う名称なのでしょうが、いわゆる戦闘機乗り。
それが岡田准一。
現在に生きるその孫が三浦春馬。その姉が吹石一恵。
二人で祖父のことを人に聞いて回るのです。
もてはやされた零戦は、確かにすごい機体だったけれど、それ故に生じる過酷な戦闘。
徐々に苛烈になっていく太平洋戦争は、やがて若者の命を散らす特攻へと変わっていくのです。
今思えば無謀に見える戦いも、当時は引き下がることのできない戦争であり、当事者であった人々にしかわからない思いもあったのだろうと思います。
広大なアメリカの土地とそこにある豊富な資源。
技術は徐々に追いつき、やがて零戦では太刀打ちできないほどの空母艦や戦闘機が開発されていき、それを実感する戦闘機乗りたち。
資源も熟練の者たちもどんどん失われていくとしても、誰も逆らえない状況で、生きて帰りたいと口にすることすら憚られる時代。
何故特攻に出向いていったのか。
それを孫の二人が祖父の話を聞きながら答えを見つけようとする過程は、胸に迫るものがあります。
途中、映画の中で岡田くんが教官呼びされていたシーンでは、思わずおおっとなってしまいました。
うん、図書館戦争思い出したよ。
あとは戦争の過酷さで死人のようになっていたシーンは、本当に目がうつろで怖かったです。

結構泣いていた人も多く、原作もしっかり読もうと思いました。

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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