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2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
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ソウ
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女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
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実はSPECを観た後、午後一でその回限りで終了予定の『風立ちぬ』を観ました。
ちょうどたまっていた会員ポイントがたまっていたので、ただで観られるな~とどれにしようか迷いました。
福山の『そして…』にしようか迷いましたが、ちょうど上映が終わるならと『風立ちぬ』のほうに決定。
既に次のジブリ作品も今日から公開ですか。
正直ジブリを映画館で観ようとは思っていなかったのですが、たまにはいいかな。
感想は続きから。





原作の『風立ちぬ』を読んだことがないので、CMでやっていた部分でしかわかりませんでした。
今度読んでみようかな。文学の歴史として習った気がしますが。

主人公は飛行機設計士で声がエヴァの庵野監督。微妙ですが、私が監督ではないのでとりあえずスルーで。
戦争と不景気の時代と聞いていたのに、主人公はどう見ても田舎ではあるけれど裕福そうな家の坊ちゃん。
兄弟も家族も多そう。
ひもじい子どもは出てくるものの、あまり貧乏さを感じさせなかったです。
そんな主人公は頭も良くて、東京の学校に設計の勉強をしに上京しています。
久々に家から東京に戻った日の汽車に乗っているときに関東大震災に遭います。ということは大正か。
同じ汽車の中で後の奥さんとなる菜穂子と出会います。
地震後の火災と混乱で足を痛めた菜穂子の付き添いの女性を負ぶって逃げたりしますが、ここでは名乗らず立ち去ります。
その何年後か(五年くらいだっけ?)に避暑地で再会。
その頃主人公は名古屋の三菱重工(だと思う)に就職しており、設計した飛行機の失敗に打ちひしがれておりました。
そんな中でそのときも菜穂子が飛ばしたパラソルをつかんで助けます。
菜穂子が震災時のお礼を言うときに「私たちにとって王子様でした」のようなことを主人公二郎に言うのですが、これを聞いた瞬間に思わず図書館戦争かと突っ込みました。単に自分が図書館戦争好きだからなんですが。
女性を助けて名乗らずに去っていくさまは、いつの時代も女性にとっては王子様的なものなのかと思いました。
まあ、そんなわけで運命の再会を果たし、きれいになったお嬢さんは王子様的な主人公と恋に落ち、子どもだったお嬢さんが美しく大きくなっていたものだから当然主人公も恋をする、と。
ところがお嬢さんは結核持ち。
療養所で養生するのですが、婚約したという割にはお見舞いにも行かないし、何だかなぁと思いました。
主人公は飛行機馬鹿なので、とにかく新しい飛行機を設計するのに夢中。
菜穂子と会う前に欧州に勉強に行ったりもしているのですが、何せ大正から昭和初期の時代の日本は戦争三昧。
日清日露戦争から太平洋戦争へといく時代で、飛行機は旅客ではなく戦争のための武力です。
美しい飛行機を作りたいと言いつつ、その飛行機が爆撃機となるのは全く気にならないんでしょうか。ちょっとした矛盾です。
そのうち療養所から会いたさに主人公のもとへ。
それでも主人公の妹が言うように、お世話になっている離れに一人きりで長いこといさせるくらい仕事に夢中。
先が短くて覚悟をしてやってきた菜穂子に対する愛情があるとは思うのだけど、行動はすごく矛盾。
もちろん好きだからこそ喀血したという電報に名古屋から東京に駆けつけるくらいの行動力はあるのだけど、その後も結局すぐに仕事ために名古屋に戻ります。
仕事を放り出すことだけが愛情ではないとわかっていても、このまま菜穂子が死んでも飛行機は完成させるのだろうなと思ってしまいました。
結局、ずっと設計していた一世一代の飛行機が完成した試験飛行の日、菜穂子はそっと療養所に戻ります。
最後まで描かれておりませんが、そのまま療養所で亡くなったのかなぁと。
所々飛行機を飛ばす場面、夢の中でイタリアの設計士と出会う場面など、夢と現実を混同するようなシーンが多く、イタkissの琴子と変わらない妄想振りだなとか思いました。
そこそこ裕福で才能に恵まれた主人公は、飛行機以外のことはかなり淡々と見てすごします。
宮崎駿が描きたかった世界とは、貧しい中での苦労ではなく、天才的なインスピレーションを得た人だけに与えられる世界だったのかなと思います。
数々出てくる飛行機はひたすら美しい。
美しい曲線と優美な羽を作ることは大事なことで、それが叶えられれば全てがうまく回るとでも思っている主人公。
愛しているとされる菜穂子の我慢とさみしさはそれで解消されると思っている。
それは本当に愛だったのかなとか。
美しさを追求するだけでは人としての生活は成り立たないのです。もっと泥臭く、失敗すれば職を失うかもしれない生活やその日を生きるのが精一杯な生活だったのが本当の庶民の戦争中だったんじゃないかと。
それをせずに知らないで許されるのはほんの一握りの人間だけなのだと。
観終わった後、これは子どもの映画ではなく、大人のための映画なのだなと思いました。

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