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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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映画『空母いぶき』と『居眠り磐音』を観てきました

久々に映画三昧を。
というのも映画のただ券を一枚もらったので、今日から公開の『空母いぶき』と『居眠り磐音』が気になっていたので観に行きました。

『居眠り磐音』は、原作の最初の部分をそのまま映画に。
少々端折り気味に奈緒の花魁白鶴太夫誕生まで。
松阪桃李は普通にかっこよかったです。居眠り剣法は表現するのが難しかろうと。
おこん役の木村文乃はおこんらしくてよかったかと。
そう言えば奈緒って吉原に行ったときはまだ19だったのか。でも年齢より少々幼い感じの花魁でした。かわいいけど、美人という感じじゃないかも。(芳根京子)
最後の方の両替屋阿波屋有楽斎がこれまたずっとこの役誰がやっていたっけと思うくらいのいやらしい演技でしたが、死ぬときまでしつこい(笑)。あれだけ斬られてあれだけ話せたら上等だよと思ってしまいました。(誰かと思ったら柄本明…なるほど)
今津屋の吉右衛門、やけにかっこよすぎでした。(谷原章介)
何にしても磐音ファンとしては話が冒頭過ぎて、これで映画終わり?と。まさかこれで終わりじゃないよね?と。…続きをお願いしたいです。

さて『空母いぶき』ですが、海自の話で、漫画原作ありなのですが。映画は設定を踏まえつつ、オリジナルストーリーとなっています。
しかしそれが違和感ないのかどうか、漫画原作を読んでいないので不明ですが、私は面白かったと思います。
ネタバレなどは続きから。





設定としてはまず今の自衛隊には空母はないのですが、新たに航空機搭載型護衛艦として空母いぶきを導入し、現在第四護衛隊までしかなかったのを空母いぶきを中心とした第五護衛隊を編成。他に護衛艦のはつゆき、しらゆき、あしたか、いそかぜ、潜水艦はやしおがひとまとめに移動中。
その訓練途上で突然東亜連邦という勝手に作った国が漁船に身を偽って突然初島に上陸して占拠したのでした。最初は漁船を装っていたので、救助と警告に訪れた海上保安庁の面々が拘束されて人質状態に。
そこから一番近いところを航行していた第五護衛隊を向かわせることとし、偵察に飛ばした空自の偵察機がいきなり撃墜されます。
ここで自衛権を発令するとして、総理が悩む悩む。何だかんだと防衛出動が出され、これ以降自衛隊は自衛のための攻撃をよしとされるのです。もちろん裏では国連にお伺いも立てねばなりません。
細かい戦闘は無理なので書きませんが、たいてい家族写真を持ってる奴は死亡フラグ、とだけ。
敵機ミサイルを撃ち落とし損ねたために、一度はいぶきにも被弾。それによって航空機を出すためにエレベータなどが故障して修理しなければ使えない状態に。
もう一度撃ち落とし損ねた時にはその責任なのか、護衛艦はつゆきがいぶきの前に立ちはだかって被弾、炎上。しかも敵潜水艦を阻止するために潜水艦はやしおも自ら体当たりして破損、浮上。
その救助にしらゆきとあしたかを残し、残りがいそかぜのみ。このいそかぜの艦長が本気モードになると途端に関西弁になるらしく、いてまえ!と掛け声する横で、ちゃんと冷静に射撃の掛け声し直してる副長が笑えます。
初島には海上保安庁の乗員が捕らわれているため、敵機をかわしたり撃ち落としたりしながらもあくまで前進。途中二十四時間かかると言っていた航空機エレベータの修理がぎりぎり間に合い、敵のミグ編隊迎撃のために最新鋭の戦闘機F36(だったかな)で出撃したりもします。
途中途中挟まれるのが、呑気なコンビニ店長とその従業員。世間はクリスマス直前なのですが、コンビニ店長はただひたすらクリスマス用ブーツ菓子を作成。これは最後までぶれず。
実は訓練の取材としてネットニュースの記者と新聞社の記者の二名が空母いぶきに乗船していたのですが、こっそりはつゆき炎上を送っちゃったからあら大変。世間はすわ戦争が始まるのかと大騒ぎ。
もちろんコンビニには備蓄食料を求めて客が殺到。なのに店長耳栓していたものだから全く騒動にも気づかず。
いよいよ初島に近づき、敵もかなりの大編隊で続々と空母いぶきに向って出撃、ミサイル発射と絶体絶命に!
さあどうなる、いぶき。

劇中では戦闘と戦争の違いは何だ、とか、専守防衛と言っても意味はかなり難しいこと。正当防衛というのは、やりすぎはいけないので、敵機をただ撃墜すればいいってもんじゃない。
しかも国連からくぎを刺され、常任理事の各国は様子見。でも日本がどう出るか、監視するかのように潜水艦ですぐ近くまで航行はしてくるんですよ。
屈してもいけない、自衛隊員も死なせてはいけない、相手も必要最低限のダメージを負うようにしなければならないというような縛りだらけの中でどう戦うか。
やはりここが一番の見どころで、手に汗握る攻防となっておりました。
外務大臣が攻撃しろしろと喚く中、総理はじっと黙って模索。
何よりも「戦争はしない」というのをかなり明確に、力強く言い切るその姿は、実際もそうであってほしいと思わせるものでした。
そして、いつか訓練が訓練ではなく実践になる日も来るのではないかと、海に囲まれて無数の島を持つ日本としては、どこまで危機感を持っているのかと考えさせられたのでした。
そんな国を守ってくれる自衛隊に感謝してこそすれ、批判してただ平和を唱えていればこのまま過ぎていくと能天気に信じる勢力というのは、どうなんだろうと。
憲法九条を守り、そして日本という国が存続していくためには、戦争になる前に武力行使してでも止める勇気が必要なのではないかと思ったのでした。武力行使イコール戦争ではない、と。

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ソウ
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女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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