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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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2019年4月の読書話

いつの間にか平成の次の年号も決まり、あれよあれよという間に新学期が始まり、あっという間に連休という名の代替わりも終わり、やっとこさ連休も終わりました。
ちょうど免許の書き換え時期で平成36年まで有効な免許となりましたが、平成36年って、令和何年だよ…と思わず遠い目に。これは多分仕事上でも既往歴確認したり、年齢を確認したりするときに面倒なんだろうなと今から憂鬱です。いまだ大正生まれのお方が来院されることを考えると、昭和と平成の変わり目とかも計算が結構面倒です。でも末数字が同じ1年と考えればまあいいか。西暦に今さら変えてもこれまた面倒で、機械は結構西暦だったりするので、両方併記です。
病院にとっちゃ連休はあまりありがたくない。休日前のやばめな患者さんの体調管理とか、休日診療の少なさと混み具合とか、休日の間に悪化した人とか、諸々いろいろです。
もちろんうちでは朝ごはんから昼ごはん何ー?から始まるので。
新学期になって次男坊は中学二年生に、長男坊は某適当な大学に進学となりました。
大学って、入学金と授業料だけじゃないんだよ(当たり前)。教科書は当たり前として、何やらPTA費とかの雑費とか、定期とか(今まで自転車通学だったから初定期だ)、学食代とか(もちろん高校まで毎日弁当だったけど、持っていくのも大変なので適当に渡してやりくりしてもらうことに)、通学のための服とか(今まで休日もほとんど部活でろくな服持ってなかった)、入学式スーツとか(一式買ったさ)、通学に必要なバッグとか(高校の時のはもちろんぼろっぼろで破棄)。
いろいろ算段してお金は用意しましたが、すっ飛んでいくお金。
長男坊は家の近所でバイトも始め、お小遣いはそれで賄ってもらうことに。
何やら資格講座のための入金だとか(1年のうちにできるだけ取るんだと)、自動車学校のお金とか。
あー、お金の話ばかりでごめんよ。でも、知っておいた方がいい現実だよ、これ。
あれこれ買わなくても大学は行ける、かもしれないけれど、大学進学をあきらめる子が出るのもわかる気がする、と思うのでした。

続きから、4月中に読んだ本の記録です。





黒伯爵は星を愛でる(1)~(12)完結 音久無
吸血鬼ものだとは知らなかった!
舞台はイギリス。古くから吸血鬼として生きる一族と吸血鬼を狩る一族がいて、お互いむやみやたらに対立するわけではなく、吸血鬼の一族もちゃっかり貴族として生活しているくらい。ただ、時には逸脱して普通の人間を殺めてしまう者には吸血鬼を狩る一族が排除しているという具合。
そこに一人の少女が。親を亡くし、双子の片割れは出ていき、健気にも一人で下町で暮らしていたところを吸血鬼を狩る側の貴族が保護と称して自分の館へ。しかも花嫁にするという。
そんな展開から始まった話は、徐々に少女の出生の秘密にまで及び、ラブラブで終わるのが少女漫画らしい展開で和みました。
吸血鬼ものでいつも思いますが、献血くらいの量までなら一度に吸えると仮定しても、少しずつ吸わないと貧血になるし、同じ人ばかりではかなり負担。しかも吸血鬼は一人ではなく、と考えると一回量は…とかいうくだらないことまで考えてしまったのでした。

烙印(上)パトリシア・コーンウェル
検屍官シリーズですが、本の三分の一はケイの愚痴と口論、三分の一は事件、残りはキャリーで占められているといっても過言ではない、とは私は思っています。
が、それでも読んでしまうのは、キャリーがどうやって襲ってくるのか、いつくたばるのか、ケイに平穏な日は訪れるのか(いや、無理だろうけど)ということだったりするのです。
永遠と愚痴と口論が続くのは勘弁といったところですが、やめられない私のような読者もいるんじゃないかと思っているのです。

烙印(下)パトリシア・コーンウェル
さあ下巻。
独断と偏見に満ちていますが、基本は検屍官シリーズが好きなのですよ。
上巻でははっきりしないけどおそらくキャリーの仕業だろうと思われる事件が相次ぎ、下巻ではまさかのブリッグスが!
ブライス、後ろ後ろ!に加え、ドロシーとマリーノのありそうで思いつかなかった組み合わせに、ケイ…あんたは何でそう不倫体質と遠い目になりそうな思い出話に何より衝撃のDNA。その恐ろしいまでのキャリーの計画はまさに鳥肌ものです。
結果的に言えば、死んでないんかい!とこの先の余韻を残して今回も終了。
事件そのものは、最後のほんの40ページくらいで怒涛の展開と解決で、ラボでの分析云々描写はかなり控えめ。腹が立つ俺が俺がの役に立たない出しゃばり刑事(マリーノではない)をかわしつつ、くそ暑い中で熱中症になりかけながらマリーノと二人での現場検証も悪くはないけど、事細かに熱中症兆候を描写しているので、読んでいるだけで疲れました。私も熱中症には結構なったので、描写はまさにその通りとは思いました。
そして毎回愚痴って申し訳ないけど、翻訳も大変だろうけどこの薄い文庫で一冊1200円は高いよ…と思いつつ、作家と出版流通のためにせっせと買ってしまうのでした。

獅子の胎動-デルフィニア戦記(6)茅田砂胡
デルフィニア戦記六冊目。
前巻で他国との取引により、国王失脚を狙った公爵家のバルロの叔父でしたが、その企みはバルロの知るところとなり…、更に王女暗殺を狙っていた暗殺者の背景も徐々に判明。
国内、国外からの問題をどう切り抜けるか、というのが今後の楽しみ。
それにしても王女リィの計り知れない力も他国が気にしだして物騒なことこの上ないのに、相変わらずの国王と王女コンビ。その周りもなかなかの強者ばかりで、物騒なのに読んでいて安心します。

コーラルの嵐ーデルフィニア戦記(7)茅田砂胡
デルフィニア戦記の七冊目。
訳ありふうな愛妾希望の旧知の仲の女性を迎え入れ、王宮内は大騒ぎに。
しかもリィに隣国から求婚者が現れたのでさらに大騒動に。
これを全て治めるために取った策は、なんと王とリィとの結婚。
更にリィの真の姿を知り、戸惑う王。
いよいよ結婚式というときに、一方的に婚約を破棄してきたという因縁をつけて隣国が攻めてきて、結婚式はうやむやに。
この二人が契約とはいえ結婚を選ぶというのが驚きでした。
あ、もちろん最後までリィは抵抗してましたし、いろいろなことを回避するにはそれしかない、というので仕方なく、という理由はありましたが。

風塵の群雄ーデルフィニア戦記(8)茅田砂胡
デルフィニア戦記八冊目。
前回隣国のタンガから結婚式の最中に攻め入られ、結婚衣装のまま飛び出した二人でしたが、通常人には考えられないスピードで現地に到着、圧倒的に不利な状況を引っくり返して勝利したのでした。
とりあえず戦も終わって一息の後は、国王が結婚したので同じく年頃独身の騎士団の団長たちにも結婚しろという圧力が。
コイバナの一冊でした。

動乱の序章ーデルフィニア戦記(9)茅田砂胡
デルフィニア戦記の九冊目。
最初はのどかにも王妃自ら国王の愛妾探しと女官も宰相も将軍も公認のお見合い大作戦を。そう狙ったようにはいきませんが、とりあえず仲良くなるきっかけはつかんだ様子。
しかしその和やかさも、二大隣国のタンガとパラストが同時に攻めてきたことによってどこかへ吹っ飛びました。王妃付きの女官も付け狙われたり、もう一度新しい主となる元締めの元へ戻ってこいと言われたり、みんなそれぞれ散り散りバラバラに。
しかも国王ピンチとなってこの巻終了。
どうなる、デルフィニア。

憂愁の妃将軍ーデルフィニア戦記(10)茅田砂胡
デルフィニア戦記十冊目。
前巻で隣国パラストに捕らわれの身になった国王でしたが、そりゃもちろん待っているのは拷問。嗜虐趣味のパラストの国王の弟が金鉱のありかを白状しろと、これでもかと屈強な体を持つウォルを責める。そりゃもう反吐が出るほどに見事です。
最後は救われるんだろうと思いつつ、それでもじりじりと救出までの動きにハラハラした巻でした。

木枯らしの:吉原裏同心抄(四)佐伯泰英
またもや吉原の危機勃発。
それに加えて七代目頭取と幹次郎の行く末も大きく変わりそうな気配。まさか幹次郎に頭取譲る、とか…?
あれこれ裏で画策しつつ、知らないふりを貫き、身代わりの左吉、桑平同心とともに事件を解決。
左吉の武器…あれで刺さるのか。…いろいろ突っ込みたくなるけど、ま、いっか。
相変わらず仙右衛門と微妙な感じに、最近の汀女の存在感の薄さとか、あれこれ不満はあれど、結末の次巻への引きずりが気になります。

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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