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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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映画『HERO』観てきました

今度はようやく『HERO』観てきましたよ。
八月からはあれこれ見たいのがあるのですが、それだけの時間を作れるのかどうか。何せ夏休みですから。
私は俗な人間なので、有名人気作品しか観ませんが(笑)。
そう言えばようやく映画館での予告に『図書館戦争 THE LAST MISSION』が出てきましたよ。前売り券も発売になりました。前売り特典は欲しいけれど、今は夏休み中でチケット売り場が長蛇の列で今日は断念。どうしようかな。
ちなみに普段はあらかじめ前日に席予約して、当日機械で発券できるようにしてから列に並ばなくて済むようになりました。
しかも前売券だとその予約できないパターンで。できるものもあるのですが、図書戦は出来ない模様。うーむ。
また近いうちに行くのでその時考えます。


では、続きから『HERO』の感想とネタバレに。






始まりは大阪地検難波支部から。
検事になった雨宮が追っていた暴力団の事件の証言者が東京で車にはねられ死亡。
その件で東京に出張してくる雨宮。
しかもはねられた場所の管轄が城西支部。
さらに現場は大使館の裏手。
あれこれ伝手を追ってたどっていくと、どうやら大使館員に繋がっていく。
怪しいからと言っておいそれと大使館に踏み込むことはできない。当然のことながら大使館は治外法権ですし、大使館員には不逮捕権があるからです。
佐藤浩市演じる外務省職員は、その国、ネウストリア公国との貿易交渉中。久利生に邪魔するなと警告。
ここまでは予告で見られるネタバレでも何でもない部分です。

その1、何故女性ははねられちゃったのか。
はねた人は偶然そこを通りがかっただけの様子。突然飛び出してきた女性を避けきれず、と最後には証明されます。ぶっちゃけ不起訴に。
パーティコンパニオンである女性は、仕事中に偶然暴力団のとある取引話を聞いてしまったので大阪から逃げて東京へ。これまた仕事中に大使館員に誘われて大使館へ。もちろん消される予定だったため、女性は何とか大使館の敷地内から逃げ出したにもかかわらず、飛び出したところが裏手で偶然ひかれてしまった、と。この時点では大使館と暴力団がいったいどういうつながりがあるのか?という感じです。
女性ははねられた時に靴を履いていなかったことから、ただの交通事故ではないと判断されてしまったのです。大使館員も詰めが甘い。そこに靴を転がしておけばとりあえず疑問に思われることも少なくなったはずなのに、と思ってしまったのでした。治外法権があるから大丈夫と高をくくっていたのでしょうかね。
その2、もちろん治外法権で捜査を止められますが、どうやって突破したか。
地道にネウストリア料理の店からお出かけ開始の久利生麻木コンビ。
そこにいた客が実は大使だったり。これは後に判明ですが、観ているほうは重要な人物だろうなと思いつつ、どんでん返しがいつ起こるか期待しているわけです。
でも結局は熱意と皆が集めた証拠によって、あれほど邪魔するなと怒っていた外務省職員も久利生の捜査を後押しすることになるのでした。
部長次長はいつものように切れたりかばったり、結局は城西支部のやることに目をつぶるのです。
その3、証拠集め。
治外法権だからと諦めかけていたとき、久利生が道路に突き飛ばされたり、おでん屋台ごとダンプでひき殺されそうになります。そのやり方が暴力団くさい。
それに奮起した城西支部の面々は、それぞれ勝手に捜査を手助け。
そもそも部長が女性と大使館員と思われる男が写った当日の写真を持っていたので、大使館員が疑われることになったのです。
馬場コンビは日本語ペラペラな大使館員を尾行し、都内で暴力団員と取引現場と思われるところに遭遇。惜しいところで逃します。
その取引現場は街中のカフェなので偶然生放送中のテレビに映っていましたが、証拠として押収は出来ず。
しかし、観ていた人ならこれも何かの伏線だろうかと思っていた警備員のテレビ鑑賞。仕事中だろというツッコミはともかく、そのテレビに繰り返し出てきたとあるキャスターの出演風景があの取引現場をも撮影していたのでした。もちろんファンな警備員はその場面も全部録画しておりました。
その取引とは、やはり薬物でしょうというところ。暴力団が欧州産の薬物を売りさばいているし、密輸で大使館員が運ぶのはもってこいという。
宇野コンビは女性の仕事仲間から情報を入手。何と事故直前に大使館から逃げている最中にかけたらしい電話の留守録。その背後で鳴る音楽は、大使館の時計と判明。これが当日大使館にいた証拠となりました。
田村コンビは久利生を狙ったダンプからのアプローチ。とうとう見つけて運転手も確保。やはり暴力団の伝手で、しかも依頼者は大使館員らしい。
そして雨宮は、とある伝手を使って大使館の独立記念パーティの招待状を入手。久利生とともに大使館に入り込みます。
庭にあの日落としたと思われる女性の靴の飾りを見つけ…たところで公使に監禁されてしまいました。ところがあの店で会ったおっちゃんが現れて、鶴の一声で放免されるのですが、ここで大使だということに気付くのです。
放免されて帰る途中あの時計の音にも気づくという仕掛け。
その4、そして事件はあるべき方向へ。
大使の指示により、公使は本国に帰国させられ、本国での裁量を受けるとのこと。
女性を大使館に誘ったり、久利生殺害を依頼した大使館員は、実は大使館員じゃないという種明かし。公使によって出入りを許された一人だったということでしょうか。この男は日本の法律で裁かれることに。
しかし、最終的には映画の最後で久利生コンビが次長に内証で本国にまで出張しているのですがね。
その5、次長の娘は。
ドラマ版からずっと噂されていた次長にそっくりだという前振りの娘。田村検事の奥さんですが、そりゃもう期待通りというか、角野卓三じゃねぇよ、との声まで聞こえそうなハリセンボンの近藤春菜でした。でも出てくるのはほんの一瞬。スマホ画面を見逃すな!
その6、肝心な雨宮と久利生の仲は。
雨宮が検事になって五年、久利生と離れて八年。
どうやら雨宮は最近お見合いをしてお付き合いをしている人がいるらしい。しかもプロポーズまでされていて、あとは返事をするだけ。弁護士で、親は貿易会社の社長で…。
その相手がアンジャッシュの児島。え、えーと、あまり賢そうには見えませんが(笑)。
そんな情報は、雨宮再会飲み会で城西支部の面々の前で披露されますが、久利生はいたって「ああ、そう、おめでとう」な流れ。内心複雑なのかは不明、さすがに時が経っているからそれもありかと淡々とした感じ。つまり、やはり自然消滅な感じでしょうかね。
その飲み会の最中、久利生と雨宮の仲を察した面々は、心中穏やかでない。それなのに麻木は気づかない。ちなみに部長も気づいていない。微妙なところにばかり話を振るので、それぞれ麻木と部長、久利生以外の心の中ではツッコミ入りまくっていて、笑いどころの一つです。
こんな『HERO』のコミカルな部分はあれこれと健在で、ところどころ観ている客も吹き出していました。ちょっと内輪受けっぽくなりますが(テレビ版『HERO』を知っているからこその笑いですかね)、私はそういうのが好きなので大いに笑いました。
雨宮の見合い相手の父、貿易会社の社長からの伝手で招待状を手に入れたにもかかわらず、最終的には雨宮、断るんです。
何せ春には石垣島支部に異動らしいですから(ちなみに映画の中の季節は平成27年12月らしい)、まだまだ仕事もしたい。そしてやはり久利生のことは忘れられなかったときた。
その久利生とくっつくかといえば、やはりくっつかない。
久利生がダンプにぶつかり入院した時も焦って駆け付け、一晩病院で過ごして見守ったりする。
麻木にはっきりと好きだったかと聞かれて「大好きだった」と何故か過去形で答える雨宮。
でもフラグがへし折れたわけでもないらしいから、次のドラマや映画を狙っているとみてもおかしくない。
石垣島支部での話をあれこれした後、颯爽と振り向かずに歩いていく雨宮は、ちょっとだけ後姿を見送ってしまう久利生と比べると、前を向く清々しさ。女は割り切りが早いのかも。
そもそも今までが八年空いていて忘れられないんだから(おそらく久利生も)、今さら石垣島だろ
うが北海道だろうが、距離や時間なんて関係ないのかもしれません。

最後の笑いどころは、城西支部に届いた全員分の通販商品。これは飲み会の最中に面々が気をそらすために一斉に電話をかけた結果なのでした。

とまあ、かなりのネタバレですが、グダグダとここまで読んでいただいた方がいましたらありがとうございました。


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ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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