確かに忙しいけれども

日曜以外休みがないので少々息が切れてきた管理人です、こんばんは。
ちなみに唯一の休みである日曜は、子供会の行事で潰れます。資源回収だとか草取りだとかソフトボールとか。うーん、炎天下は嫌だ。

点滴の作り置きで死亡患者が出たニュースをやっておりましたが、当初そんなことをしてるところがあるとは思っていなかったうちのスタッフは、注射器の消毒不備か？と言っておりましたが、何のことはない、詰めて放置した注射を打ったという。
…そんなことしたら細菌繁殖するに決まってるやん！！
そもそも点滴注射は身体にとっていいわけだから、栄養たっぷりです。
栄養たっぷりということは、細菌にとっても栄養たっぷりなわけです。
確かに点滴詰めたり注射詰めたりするのには意外に時間がかかります。
何でかと言うとダブルチェックが欠かせないし、注意を払って詰めるからです。
ダブルチェックは当たり前のことです。
用意して確認しますが、点滴を出した人と、もう一人別の人に必ず確認してもらい二人で呼称します。
本当に忙しい最中でも必ず行います。当たり前のことだからです。
患者さんにまだですかと言われるときもありますが、早さも追求しつつ、安全性重視です。
他の人の目が空くまで待ってます。
院長が指示してから用意して詰めるので、作り置きなんてありえません。
だいたい余ったらその分のコストが無駄です。だから件の医院は翌日などに使いまわしていたんでしょうが。
患者さんが３００人も来院すればそれはそれは忙しかろうと思います。その中で注射が１００人って確かに尋常じゃないでしょう。その背景は理解できます。
でも、安全性を無視したツケは必ずどこかにくるんです。
多分医療関係者は苦い思いでそのニュースを見ていたことと思います。
いい病院だったと評判だったらしいので、他人事ながらため息が出ました。
うちの診療所の今月のミーティングのテーマは、安全危機管理になりました。

忙しい毎日だけど、できれば今月中にシャガール展見に行きたいです。