雪月野原日記
2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
読書話1月から2月
- 2010/02/25 (Thu)
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皆様も花粉に風邪に負けないように気をつけてお過ごしくださいませ。
では、続きから読書話です。
今月も大して読めてないです。
「サウスバウンド」奥田英朗
小学6年生の男の子が主人公なのですが、どう見てもお父さんのほうが目立ってる。
お父さんは元過激派(学生運動の中心人物だったらしい)。お母さんは最初おとなしめでしたが、実はそんなお父さんと過激派の運動の最中に知り合ったというからやっぱり普通じゃなかった。
お父さんの教育方針は、別に国にわざわざ教えてもらわなくてもいいから学校なんて行かなくてもいい。国民年金はいらないから払わない。国に養ってもらわなくてもいい。
そんな騒動と平行して主人公は不良の同級生や中学生ともめて対決する羽目になったり、めまぐるしく展開しますが、思ったよりも面白く読めます。
お父さんはいたって構うことなく学校の先生相手に教育論をぶちかます。修学旅行の集金をめぐって業者と校長の癒着を指摘して払わないとか、いろいろしでかした挙句に住んでいられなくなり、タイトルのように南の島へ。沖縄西表島へ引っ越すことになります。そこからが第二部。
もちろんそこでも大騒動。
他に妹とか不倫してる姉とか実は金持ちだった母の実家とかのエピソードを加えて、家族の姿を見せてくれるのは結構よかったです。
「黒笑小説」東野圭吾
タイトルどおり、ブラックユーモアですね。
名のある文学賞をめぐっての編集者と作者の心の内とか、新人賞作家と編集者の心の内とかも面白いんですが、ここは単純に少々お下品でもありますが「巨乳妄想症候群」には大笑いしました。どんなものも巨乳に見えるという症状を患った主人公の苦悩とか。「インポグラ」とか。
「ストーカー入門」は、そりゃストーカーされないと女としての見栄が…という感じ。
あとは身につまされるのが「臨界家族」。これはうまい!いわゆるアニメキャラクターグッズの売れ行きに関する話なのですが、企業に踊らされる家族は、読んでいて涙を誘います(私が個人的に)。アニメやキャラグッズはこうしてきっと作られていくんだなぁという…。
これはちょっと軽く読みたいときにはお勧めです。
「倒錯の帰結 首吊り島 監禁者」折原一
これは読んでからしまった、と。倒錯三部作?知らなかったよ(だっていつも行く図書室にこれしかなかったし)。
前回(こちらの記事参照yudukinohara.blog.shinobi.jp/Entry/233/)と同じくこの方の本は変わってると書きましたが、これも同じ構造。前から読むと首吊り島、後ろから読むと監禁者、真ん中に解決編(袋とじ←当然図書館所有の本なので破ってあるけど)となっています。
とりあえずこれ1冊でも読めるので普通に読んでしまいましたが、最後まで読んでも疑問は山のように。どう判断していいのか。解決編を読むとなんとなくああ、という落ちはあるのですが、じゃあこの前後の話は何なんだ!と。
誰か読んで私に解説をプリーズという感じです。
でもとりあえず倒錯三部作は取り寄せてみるよ。
「魍魎の匣/4巻」作画:志水アキ/原作:京極夏彦
やっと4巻目です。とうとう御筥さまと京極堂との対決編。次の巻で終わりかなぁ。
しかしセリフの多い漫画だ(笑)。元が元なので仕方がないんですが、読み終わるのにえらく時間がかかりました。
でもこの人の絵は好きだなぁ。他のシリーズもぜひっ。
「はぴまり/3巻」円城寺マキ
途中からプチコミが紐で縛られるようになったので、仕方なくコミックス買いに。
とっとと襲っちまえ~と私なぞは思いますが。いや、すみません。
マイダーリンもパラ読みして、さっさとしてしまえ!と。はいはいはい、そこがやきもきして面白いところなんだからさ。
でも、北斗は正直Sには物足りない、と思う私。私だったらとっとと襲って、襲いつつ…いや賛同してくれなくてもいいですけども。ただの呟きです。
こんな私を変態だと思ったそこのあなた。今頃気づいても遅いぞ。
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