雪月野原日記
2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
読書話2012年2月
- 2012/03/07 (Wed)
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週初めから雨続きですが、次男坊の遠足もただのお弁当食べる会になってしまいました。
卒業生答辞でもありますが、まさに一雨ごとに暖かくなる今日この頃です。
花粉症には若干辛い季節ではありますが、私は春が大好きです。
早く桜の花を見たいです。
今年は卒園式に入学式とひときわ桜に感慨深いものを感じることでしょう。
続きから、2月に読んだ本の感想です。
かなり適当ですが、私の覚書だと思って適当に読んでやってください。
卒業生答辞でもありますが、まさに一雨ごとに暖かくなる今日この頃です。
花粉症には若干辛い季節ではありますが、私は春が大好きです。
早く桜の花を見たいです。
今年は卒園式に入学式とひときわ桜に感慨深いものを感じることでしょう。
続きから、2月に読んだ本の感想です。
かなり適当ですが、私の覚書だと思って適当に読んでやってください。
野分ノ灘 ─ 居眠り磐音江戸双紙 20 (双葉文庫)
おこんさと一緒に豊後関前へ。千石船とともに船旅で帰郷しますが、船旅の描写も面白かったです。
途中でも刺客が現れ、船旅なのに追いかけてくるそのしつこさにむしろ感心します。きっと豊後関前に帰っても再び出てきた富をむさぼろうとする輩の成敗に走り回ることになるんでしょう。
夜鳴き蝉―父子十手捕物日記 (徳間文庫)
さくらちゃんに振り回されて、それはそれで面白かったのですが、そのせいでお春ちゃんとの仲は微妙に。吾市のずうずうしさが鼻につくなー。
ツナグ
亡くなった人と会うための仲介役が存在するとしたら。
この作品の前にちょうど恩田陸の『ネクロポリス』を読んだところだったので、自分には会いたい死んだ人がいるか、と考えてしまいました。
『ネクロポリス』の場合は、その場所に行きさえすれば偶然会ってしまう(ただし行けるのは住民のみ)が、こちらは仲介役に会うのも一苦労で、仲介してもらっても必ずしも会えるとは限らない(もちろん制約がある)。当然のことながら簡単には会えないシステムなわけですが、物語はそこまでして生者は何故会うのか、会う側(死者)の意図まで考えさせられます。仲介役として出てきた者の話もよかったです。
万能鑑定士Q
何の情報もなしに読み始めたので、主人公が女だとは思っていませんでした。
鑑定する際の雑学はなるほどと思いながら読みましたが、この辺りは岬みゆきに通じるものがありました。
もしかしたら日本に起こるかもしれないハイパーインフレの世界、考えると怖いですね。
真夏の方程式
珍しく湯川が少年と交流を。何となく犯人はわかるのに、そこに至るまでの過程がどうしてもわからない、そんな感じで読み進めました。
最後は思わずああとため息が出ましたが、今までのシリーズの終わり方とは一味違う。容疑者Xの事件を経て得られた湯川と草薙の感性だったのか。
鯖雲ノ城 ─ 居眠り磐音江戸双紙 21 (双葉文庫)
今回は丸々豊後関前編。墓参りに加え、当然国許でよからぬ企みを企てる輩を成敗し、おこんさんとの仮祝言まで。江戸とは違い、家族との交流がよかったです。
結ぶ縁―父子十手捕物日記 (徳間文庫)
この巻でさくらちゃんは新しい道に進み、父は新たなる決意をし、うっとおしかった吾市は思ったよりまともになりました。 …が、主人公は相変わらず。決心をしたお克によろめき、お春とは全く連絡取れないまま終わりました。次巻での成長を願う。
ママに捧げる殺人(画像なし)
いつもは時代物でしたが、図書館で見つけたので読んでみました。
…が、読み進むのに非常に気分が悪かったです。医療者としてそういう話を普段見聞きする人間としても思わず顔をしかめるくらい。
精神的な抑圧、誰も彼も性的にも問題があり、起こる殺人は狂気的でグロテスク。いや、もう十分という感じがしました。
この方の他のサイコ系って、全部こういうものだったりしたら、辛いわ。
王妃の館(上) (王妃の館)
パリ旅行パックツアー、約150万円と20万円が同時に同じ宿に。
最初はタイトルと表紙に騙され、もっと厳かな話かと思いきや、中盤に行くにつれ、ツアーの面々の絡み具合がおかしくて仕方がなかったです。思わずそうきたかと思ったり、なかなか上巻は面白かったです。
王妃の館(下) (王妃の館)
下巻は二つのツアーの面々がいかにして顔を合わせるか、このツアーの行く先は、という感じでしたが、収まるべきところに収まって、私としては後味も悪くなくよかったです。思わず泣きもしましたし。
元夫婦のツアーコンダクター、作家と編集、元教師と教え子、成金と詐欺師、失恋OLと失恋オカマと失恋警察官の組み合わせはなかなか壮絶です。
作中に出てくる作家の完成したパクリ原稿は、ベストセラーになったんでしょうか。解釈は面白かったので気になるところです。
おぼろ舟―隅田川御用帳 (広済堂文庫)
鎖国の時代、日本じゃないどこかに漂流しただけで一生監視されたり牢獄に捕らわれたり、大変な時代です。
とんでもない輩に狙われた妻をわざと駆け込みさせて寺にさりげなく守らせるというのは、ありがちですがそういうふうに利用するのはありなんでしょうか。どちらにしても事情を知った橘屋の面々が放っておくはずないでしょうが、何でも屋になってしまいそうです。
口中医桂助事件帖 淀君の黒ゆり (小学館文庫)
宿敵岩田屋がいなくなり、痕跡も残らなくなったので今度はどんなふうに続けるのかと思ったら、桂助の事件解決能力を使って庶民が入れない武家の問題を解決していくことになったようです。
一橋の人の女好きは相変わらずですが、もちろん史実じゃないですよね?
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看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
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