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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話4月から5月

明日の運動会の天気はどうなんでしょうか。微妙な感じです。
何よりも弁当4人分。おにぎり4人分…実は面倒くさいと思っている私です。それでもちゃんとやるけどさ。
学区町民の運動会も兼ねているので、百足リレーとか玉入れとかに出ねばなりません。
思わぬ体調不良で体力万全でない私としては、できればぴーかん晴れでもなく、雨でもなく、曇りぐらいにしてくださいと都合のいいお願いをしています。
頑張れ、長男坊。頑張れ、私。

少ないですが、読書話は続きから。
「闇の底」薬丸岳
幼女殺害事件に絡んだ話です。幼女に対する犯罪が行われるたび、かつての性犯罪者が一人ずつ殺されていきます。
二つの殺人に翻弄される警察。その警察側の人間に、妹を性犯罪者に殺された過去を持つ警官の苦悩。
そして、最後に明らかになる犯人とは。
今でも子どもに対する犯罪は絶えることがありません。子育てをする上での恐怖の一つです。
性犯罪者は果たして更生するのか、これも答えが出ないことでしょう。
世の中に氾濫する情報の全てを規制するのは別に望みません。それがはけ口になっている人も確かにいることでしょう。ただ、それを実行するきっかけになるから規制する、というのも一理あり、永遠に答えを求めて揺れ動くことでしょう。
それとも、今の世の中がおかしいのでしょうか。あまりにも欲望に対して無防備で、無秩序になっているような気がします。たとえ昔からこういう犯罪は表に出ていないだけで多いのだとしても。


「スナーク狩り」宮部みゆき
散弾銃を所持しているヒロインは、その銃で自分を利用して捨てた男を結婚式で心中同然に殺してしまおうと思いつきます。
銃を所持していることを知った別の男は、その銃を奪ってある計画を。
その計画に気づいた同僚が男を止めようと追っていきますが、既に計画は動き始めていたのです。
いろいろな出来事がいっぺんに起こるにもかかわらず、見事に最後には収まって、さすがと思わせます。
正直地味な本です。宮部みゆきのいろいろな著作に埋もれているなあと思ったくらいです。でも、何と言うか、同僚が追っていく場面だとか、追われているのを知りながらなお計画を実行しようとする男の緊迫感だとかが伝わってきます。
『スナーク』自体は、私の無知もあって、説明や意味を読んでもなおさっぱり理解できませんでしたが(笑)。


「名探偵の呪縛」東野圭吾
『名探偵の掟』の続編で書き下ろし、しかも文庫だったので買ってみました。
最初に『名探偵の掟』を読んだときも推理物をうまく皮肉って文にする方だなぁと思いましたが、これは作者自身が主人公であるかのような錯覚を覚えます。いや、最後のほうの文を読むとそうなんでしょう。
推理ものをたとえどんなベタなものでもやめられない私としては、面白かったと思います。内容自体は別に凄く面白い内容の推理ものというわけでないのですが。
現在ちょうど『名探偵の掟』がドラマでやっています。映像にするとちょっと無理がある気もしますが、警部役のキム兄は結構はまりです。
それを見ながら今一度本格的ミステリーというものを読み返してみたいなと思いました。横溝正史とかね!
時代がかっていて、古い建物で、大家族や親戚縁者関係者がやたらと多くて、しかも離れ小島のような所や山村だったり、急に天気が悪くなってそこから出られなかったり、不気味な言い伝えやかつて大きな事件があって解決していなかったり…(←私の考える本格ミステリーのイメージなんてそんなもんです)。
そうそう忘れちゃいけない。
名探偵は偶然だろうと必然だろうと絶対その場に居合わせないとダメなのです。

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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