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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話5月から6月

暑かったので、次男坊とマイダーリンにカルピスを作りました。
カルピスを作る時は、ガラスの縦長コップです。
で、そのコップでカルピスを飲み終わった次男坊、中に入っていた氷をうれしそうにがじがじと噛んでおりました。
ガキッと音がして見ると、なんと氷ではなくガラスのコップの縁を噛み割った次男坊。ガラスが口の周りに…!
う、うわー!
マイダーリンと慌ててガラスを吐き出させる一方で、何も飲み込むなよ!と叫んで抱え込み、洗面所で口をゆすがせました。
どうやら口の中も切れていない様子だし、破片も飲み込んでないし全部出したと次男坊の言葉。
もちろん本当かどうかわからないので、口の中を点検。破片をテープで組み合わせて足りない破片がないかどうか確認。
微妙に細かい破片が足りないような気もしないでもないが、もし飲み込んだとしてももうどうしようもない。
胃や腸にぶっ刺さるなんて事は滅多にないだろうし(人間とがった物はなぜかうまく包まれて排出されます)ということで、心配終了。
いくら食い意地が張ってるからって、ガラスのコップまで食うのはやめてくれ…。
当分ガラスのコップ禁止!!

続きからは読書話です。なぜか鬼のように読みまくりました。…忙しいから現実逃避?
「空中ブランコ」奥田英朗
シリーズがあるとは知らず(←また)こちらを先に読んでしまいました。図書室の蔵書の問題というせいもあるのですが。さらに言えばこれは先月借りて読んだものです。
出てくるのは伊良部という精神科の医者。本当に医者かと疑うほどかなりいい加減。おまけに付き添うのは注射しかしない看護師。
そこへやってくるのは、これまた変わった病気ばかりの患者。
題名の空中ブランコなんて、うまくジャンプができなくなったサーカス団員の病気そっちのけに医師自身が空中ブランコに夢中になって飛ぶ練習をするという…。
先端恐怖症のやくざも笑えますが、教授である義父のヅラを人前ではずしたくて仕方がなくなる婿とかも笑えます。
こんなにいい加減な話なのに、なぜか患者はちゃんと治癒していくので、もしかしてもしかしたら隠れた名医なんでは?と思わせるところが面白いのです。

「インディゴの夜 ホワイトクロウ」加藤実秋
クラブ・インディゴの第三弾です。
インディゴの内装を変えることになり、一時的にタイ料理の店で仮店舗営業したりします。それでも相変わらず事件はありまして…。
タイトルの元となったのは、クラブの改装に伴う事件となります。
内容は1,2冊目に比べると、若干地味な気がしないでもないです。
でも面白いのでまた続きを借ります。

「ララピポ」奥田英朗
最初は引きこもりのライター。
そのライターの隣に住んでいた風俗専門スカウトマン。
そのスカウトマンにスカウトされた欲求不満の主婦。
その主婦の近所に住むカラオケ店の店員。
そのカラオケに通っていた官能小説家。
その小説のテープリライター。
そのテープリライターと関係を持った引きこもりのライター…。
こんな感じで登場人物はつながっているのですが、知らずに読むとエロ話で始まりエロ話で終わるという感じで、こんな話だったのかーと。奥田さんの本だったので気軽に借りましたが、よく見ると表紙もそれもんじゃないですか。
でも、読んでいるうちにあまり気にならなくなります。登場人物が個性的で、その後どうなるんだ?と気になりながら読み進めてしまいました。
ちなみに最後まで読んでようやくララピポの意味がわかります(笑)。

「漂流者」折原一
漂流した人物のテープによる口述、もしくは手記によって構成される話です。
ある時は島に置き去りにされ、ゴムボートで漂流。
またある時はクルーザーで嵐にあい遭難。
二つの遭難が絡み合い、漂流した者たちは次々に消えていくのです。
最初に漂流したのは誰か。
助かったのは誰か。
何作かこの作者の本を読んだせいか、途中でトリックがわかってしまうのですが、とりあえず種明かしの部分までは我慢。
面白いのかと問われるならば、うーんどうなんでしょうと答えてしまいます。つまらなくはないけれども、傑作ではない、という感じでしょうか。

「バッテリー(3)」あさのあつこ
前回は野球部の先輩たちとトラブルを起こして(一方的にやられたとも言えるけど)野球部が休部に?というところで終わりました。
今回は休部が明けましたが、既に夏の試合は終わってます。三年生は試合も出来ずに引退ということに。
それが納得できず、強豪校と無理に交渉の末、休日に試合をすることになります。あくまで草野球なので(対外上)監督すらも蚊帳の外。
その試合の模様は次巻へ。
今回は主人公と相棒の気持ちが少々すれ違うところがメインなのでしょうか。
どちらにしても利き腕を触られただけで払いのける息子はあまり持ちたくないなぁと母としては思いました。

「新参者」東野圭吾
図書館で予約数数ヶ月にわたりトップを維持する人気本。待ちに待ってやっと手元へ。ちなみに予約順番は128番目でした…。ドラマが終わる前でうれしかった(笑)。
ドラマでもそうなんですが、いつまでたっても容疑者は容疑者のままで犯人らしき人は出てこない。出てこない代わりに違う話が展開されるのですが、多分その1話1話だけでも十分に満足できるくらいの話です。連載の都合上そうなったんでしょうね。
もちろん順番に読んでいくにつれて、ちゃんと犯人にたどり着くのがすごいところ。
人形街を舞台にした人情話といったところです。
で、犯人は、そんなところに…。

「英雄の書/上・下」宮部みゆき
小学5年生の女の子が主人公。
ある日授業中に呼ばれて家に帰ると、優等生だったはずの中学生の兄が同級生を殺傷して姿を消していたのでした。
温厚だった兄が犯した殺人という罪。そして家族に降り注ぐ中傷。それなのにどこにもいない兄。
残された本を手がかりに、主人公が兄を捜す旅に出かけます。でもそれは、見たこともない世界。
起こった事件とは裏腹に、ファンタジー色の強い作品でした。
本の世界とは、紡ぐ者の罪とは。
英雄に対する考え方の違いに主人公同様戸惑いますが、主人公が幼い設定のせいか、少しずつ理解できるように進んでいきます。多分そのための主人公なのだろうけど、それでも話の中に出てくる設定を完全に理解するに至りません。私がバカなのか。
途中で兄の行方はわかってくるのですが、主人公だけは最後まで気付かない。その幼さにもどかしい思いと切ない思いがしました。

「キャリアこぎつねきんのまち/3巻」石井まゆみ
こちらは購入です。
学校でのトラブルに巻き込まれかけた早歩でしたが、毅然としたのその態度でトラブルも解消。子どもの問題の方も童子のおかげで解決。
でも後半は十川弁護士が海外転勤に。
十川弁護士がこれだけアピールしてるのに、全く意に介さない早歩ってすごいかも。イケメンなのに、早歩はそれすらもきっとあまり気にしていない気がします。もったいねー。

「トウカ草紙/2巻」大野潤子
この巻でとうとうトウカの正体がばれます。
だからと言って何か変わるかというと、何も変わりませんが(笑)。
大野さんの漫画はほのぼのとして癒されます。

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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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