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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

09/23

Fri

2011

読書話8月から9月

皆様の地域では台風被害大丈夫でしたでしょうか。
東海の我が家は、朝顔を吊っていた紐が全部ぶちぎれたくらいでした。…片付けなければと思っていたので手間が省けたと思えばいいのか、いや、風が強かったということですよね。
同じ市内では川が氾濫したりして床上浸水だとかもあったようですが、台風の左側だったせいか、ピークの12時前後(多分最接近時)以外はさほど気になりませんでした。
しかしテレビを見ていると、あの風の強いときに傘をさそうなんて無謀なことをしてほとんどの人が壊れているのを見ると、当たり前だろーと思ってしまうのですが、ついさしたくなるんでしょうね。気持ちはわかるけど危ないし、傘がもったいない。潔くぬれようよ(笑)。
そんなことを思っておりました。

続きからは読書話です。

マッカーサーから奪った財宝を隠し持っていた日本の上層部。
いよいよ敗戦にあたりその財宝を新しい日本のために残そうとするのですが…。
その使命を受けたのは近衛の軍人、元エリート大蔵官僚、たたき上げ軍曹。そしてその使命を知らずに手伝わされる女学校の生徒たち。
負けた後の日本がどうなるのか、作戦はうまくいくのか、不安とともに刻一刻と切羽詰ってきます。
その様子が平和な現在の描写とともに進んでいきます。
日本を復興させる、ただそれだけのために動く姿は、本当に胸が詰まります。
生き抜くことだけに一所懸命だったあの頃の日本人と今の生きているだけに精一杯な日本人をつい比べてしまいます。




十川先生は本当に気づかいの人だねぇ。
本棚とか、そんなことしてくれる人、なかなかいないと思いますが。
そして、童子ちゃんの衝撃の一言がナイスでした。これで早歩が一歩進まないでしょうか。…無理か(笑)。




東野 圭吾
毎日新聞社
発売日:2009-04-15

珍しくSFちっくでした。
13という数字の意味はともかく、あの災害だらけの世界は、今の日本を見ているともしかしたらいつか本当に起こるんじゃないかと思えてしまいます。
結末が気になって一気に読みました。




主人公の元婚約者との衝撃の再会。
絶対に知られたくない人に他人には知られたくないことを知られてしまったその気持ちは、辛くて命を絶ってもおかしくはないですね。




小野不由美
メディアファクトリー
発売日:2011-07-13

怖いけど、これは多分漫画版のほうがより怖さを実感できる巻かもしれないです。血みどろで血なまぐさい世界観は、文章にするとなかなか難しいのかも。
しかし、次の巻まで綾子が何のためにいるのかわからないという…。いや、もちろんそういう設定なのは百も承知ですが。
安原さん、結構好きです。一見爽やかそうで実は腹黒いところなんか(笑)。




貴志祐介
祥伝社
発売日:2011-02-11

タイトルとなる世界の基盤が将棋。
将棋のルールはわかっても、それほど詳しくないのでイメージしにくい部分もありましたが、それが8局も続くとさすがに疲れてくるかも。
現実世界がどうなっているのか、対局の合間に出てきますが、そういうオチだとは…と思わず唸りました。
好き嫌いが分かれる作品かもしれませんね。
ハードカバー表紙の蜂の巣のような模様が何を意味していたのか、内容を読んで理解しました。そう考えるとなかなか凝ってますね。




青春小説なのに底に流れるものは家族だとか不思議な話だとか、泣くつもりはなかったのにうっかりと泣いてしまえる話でした。
主人公の友だちも、できのいい弟も、ちょっと変わった両親も、周りにいる人たちが皆幸せであったらいいねと本を閉じてもなお思えるくらいでした。
私はこういう話に弱いんです。




村上 春樹
新潮社
発売日:2009-05-29

3冊あるうちの序盤ですが、二つの世界というのがまだいまいちわかりにくいです。
途中の青豆の言動にはひどくイライラしましたが、後半になってようやく落ち着きました。
そのイライラ加減が自分でも何によるものかよくわかりませんが、多分個人的にあまり好きではない類の話によるものかもしれません。性的な描写も今まで数多く読んでもなんともなかったのに、この本は気持ち悪いと感じてしまう、といった感じです。
随分昔に読んだ『ノルウェイの森』を読んだときにも感じたので、もしかしたら作者の作風が合わないのかもと思っているところです。
次を読みたい気はあるのですが、読み通すのが辛いかもしれないと今から危惧しています。




長崎から阿蘭陀商館長一行が来たり、磐音の父も江戸へ。
磐音はますます幕府とのかかわりも深くなっていきます。次回は日光社参になりますかね。日光社参の行事そのものを今まで知らなかったので興味深いです。
しかし、豊後関前藩の江戸家老、やはりというかそろそろ成敗されてしまえと思うのでありました。
おこんさんの気持ちを受け止めつつある磐音ですが、しつこく見合いを考える金兵衛さんは何も知らないんだろうかねぇ。




市の図書館にこれより前の三~九がないことが判明。仕方なく飛ばして読んでいますが、さほど支障なかったです。
でもいつの間にか金五が結婚していた!いや、このくだりは読みたいかも。リクエスト入れたら購入してくれるかなぁ。
巻頭に江戸界隈の地図がありましたが、あの距離を一日で歩き回る昔の人の健脚は素晴らしいですね。
この巻では離婚した後の女性の身の振り方や生計の立て方でお登勢さんが悩んだりしますが、今もその問題は全く変わっていないことに愕然とします。




江戸ものですが、歯医者が主人公というなかなか職業的には興味深いものでした。
医者がいるのだから歯医者がいてもおかしくはないけれど、虫歯なんてないんじゃないかと私はどこかで思っていたみたいです。
考えてみれば歯槽膿漏だって歯肉炎だってあってもおかしくはないし、現代でさえ歯槽膿漏から菌が全身に及ぶことがあるというのに、そりゃ江戸時代なら治すのが難しいだろうと思います。今のように道具も発達していないでしょうしね。
話はその歯医者である主人公とその幼なじみの女性、友の飾り職人が遭遇する事件となりますが、タイトルの南天うさぎの事件が後の事件まで尾を引く辺り、なかなか面白かったです。

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Comment

歯医者ものは…

  • 水玉
  • 2011-09-27 23:08
  • edit
ソウ様こんばんは。
和田はつ子さん、読まれたんですね!
この本は歯医者が主人公ということで、どうも読んでいると歯が痛くなりそうになった記憶がります(笑)
この本も結構長く続いていまして、「へえ~そうだったの」という展開だったり、面白いですよ。
私は先日テレビで紹介された『ジェノサイド』を読みたいなあと思っているのですが…図書館に予約をかけたら64人目でした(笑)
多分来る頃には「なんでこの本を予約したんだろうか」と首をかしげていること、間違いなしです。

時代小説は鈴木英治さんの「父子十手シリーズ」も面白かったです。
浪人が主人公じゃないのですが(笑)、恋あり親子愛あり、友情あり、おまけに老いらくの恋ありと楽しかったですよ。

読みました

  • ソウ 〔管理人〕
  • 2011-09-28 16:35
水玉さま、こんにちは。
和田はつ子さん、いろいろ検索した結果、まずは歯科医ものから読み始めてみることにしました。
主人公がさりげなく金持ちのお坊ちゃんで技術持ってていい男という設定が結構入江くん?とか思いながら読んでおりましたが、2巻目で叶わぬ恋の顛末が出ていたので、うーん、そう来たかと。
図書館にある分を読みきったら料理人ものに行きたいと思います。
『ジェノサイド』は、『13階段』書いた方ですね。『13階段』は面白かったです。うちの図書館は104人…当分無理ですね(笑)。
時代小説、結構いろいろあるので、お勧めしてもらえると助かります。
父子十手シリーズ、読んでみます!
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職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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