雪月野原日記
2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
読書話9月から10月
- 2009/10/22 (Thu)
- 読書話 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
「昼に病院行ってそのままだけど?」と言うと、「あれ、今、夜なの?」と勘違いが発覚。
時計の6時を朝の6時だと思っていたらしいです。だからパンと牛乳だったのかと納得。
相当熱でぼーっとしてるようでした。
夜は夜で次男坊の添い寝に2階へ行って寝かせていると、電気も付けずに部屋に入ってきて超驚きました。トイレに起きた際に一人だったので怖くなって「お母さん、怖いから一緒に寝てよ~」と。こえーよ、頼むよ、かーちゃん怖がりなんだよっ。
一瞬タミフルのせいか、とかインフルエンザ脳症の前駆かよとまで思いました。(ちなみにインフルエンザ脳症はどちらかと言うとボーっとして反応が鈍くなったり、ひどいと意識がなくなります)
そして、次男坊…熱、出てる気がしますが。
うつった?うつったの?ダブルかよ~?!
母の悲痛な叫びを残して秋の夜は更けゆくのでありました。
続きからそんな秋の夜長の読書話をば。
「ひかりの剣」海堂尊
「ジェネラルルージュの凱旋」で出てきた速水医師の大学時代、剣道部の話です。
島津も田口も高階医師も出てきます。これはこれで面白いのですが、話の時代としては「ブラックペアン1988」の裏設定のような感じです。この方の話は全部つながっているところを探すのも楽しいんですけどね。
剣道をあまり知らなくても読めます。でも、剣道をしていた人ならもっと楽しめるかと思います。
「感染列島 パンデミック・イブ」吉村達也
映画の「感染列島」とは全く別のストーリーです。
鳥インフルエンザでパニック気味になる場面はありますが、どちらかと言うとそれはただの添え物。この本の感染とは、ありうるかもしれないけど、ありえないウイルスによるものです。
その辺がいまいち現実味を欠いて、正直怖いというより、ふーんといった感じの話に。
感染ルートにしろ、感染者にしろ、それは読者の恐怖を呼ぶものではなく、そういうこともあるんだという話で終わってしまう感じです。
もっと鳥インフルエンザのパニックを書いたものかと思っていたので期待はずれでした。
「太陽の坐る場所」辻村深月
高校時代、クラスメートだった5人のそれぞれの心情を順に主人公にして語られていきます。その中心にいるのは「キョウコ」。彼女を取り巻く面々の高校時代から現在までの生き方や考え方、そして最後に語られるキョウコ。
女の子同士の残酷さ、ずるさ、見得などがリアルで、つい自分の高校時代(どちらかと言うと私は中学時代)を思い出してしまいました。
最後、なんとなくわかってはいても、またしても作者にしてやられた感じがしてしまうのです。
「青の炎」貴志祐介
主人公は高校生男子。全ての犯罪を完璧にやろうと計画をします。ただ家族のためだけに。
その理由は確かに切ないかもしれない。でも、やはり高校生の浅知恵と思ってしまうのは、そう思ってしまえる作者の書き方が上手いんでしょう。
高校生らしく独りよがりで、おそらくその犯罪を見抜いた刑事も痛々しく感じたことだろうな、と。
いっそ行き当たりばったりのほうが、矛盾して犯人がわからなかったりして…。
映画も見てみたいです。
「幻香」内田康夫
香水にまつわる殺人事件を居候次男坊探偵・浅見光彦が解決していきます。
今回の話は以前あった事件が浅見の後悔とともにあり、それを知っている依頼者がうまく利用したともいえるでしょう。
この中に出てくる浅見光彦をイメージした香水が実は売ってるんですよね。嗅いでみたいです。
「真夏のオリオン」著:飯田健三郎/監修:福井晴敏
一人の海軍潜水艦艦長に託された一枚の楽譜が戦いの最中に海へ流されてから64年の時を経て、元アメリカ軍兵士から返されます。
なぜ楽譜は海へ流されたのか。その楽譜を拾ったアメリカ軍兵士は何を思ったのか。
映画のノベライズ版ですし、著者が福井さんじゃないので、やはりちょっと作風が違う感じで、本当にあっさり読み終わりました。それでも結末は悪くなかったです。何よりもこの手の戦争話で最後にほっとしたのは珍しいです。
映画を見に行きたかったんですが行けなくて残念です。
「魍魎の匣/3巻」作画:志水アキ/原作:京極夏彦
他の作品でもそうなんですが、京極さんの原作を読むときは、本当に何度か読み返してようやく話の細かい部分を理解するくらいなんですが、さすがに漫画になるとわかりやすいです。
いつも頭の中で勝手にイメージして読んでいたのが、そのままダイレクトに漫画になっているわけですから。御筥様関係がやっとすっきりしました。(本当に京極ファンなのかっ
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
プロフィール
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
この記事へのコメント