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2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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世間は秋になりまして、病院ではインフルエンザ予防接種の時期になりました。
予防接種は受けないよりも受けたほうが効果あるかも程度のお守りなわけですが、うちは家族全員毎年受けております。出費は痛いけど。
医療従事者としては受けざるをえません。凄い数の患者と接するわけですし。
それでもってそれを保育園や学校に持ち込むわけにはいかないんで(息子たちからうつったら申し訳ないしね)。
自身も体調を崩さないようにしたいと思います。
まずは手洗いうがいかな(←簡単だけど一番効果ありです)。
どちらにしても子どもさんは2回うちが基本なので、うつつもりの方々はお早めに~。

さて、今回の読書話は冊数が少ないですが(体調崩して読めなかった)、中身を濃くしてみました。(いらん
では、気になる方だけポチッと続きをどうぞ。

+ + + + + + + + + +

「震災列島」石黒耀
舞台は名古屋です。
東海地震に東南海地震が連動して起こり、大津波が沿岸部を襲います。
凄まじいまでのシュミレーションぶりに、東海地方に住んでいる私としては何も言えず…。
最初はただ地震のシュミレーション的なパニック小説かなと思いましたが、途中から様相が一変。
なんと地震に乗じた復讐劇に。
町をのっとろうとするやくざと住人との戦い。
最終的に東海地震は起きますし、凄い津波が名古屋を襲います。
名古屋だけでなく、連動した地震は東京、大阪方面にすら被害を及ぼし、日本経済をだめにして、それに乗じた再建策に日本の首相のやったことは…。
これが本当だったら、もうどこに住んでてもダメですね。
改めて日本は地震とともに生きるしかなく、揺れる地盤の上に住んでいる恐ろしさがわかります。逆にあまりにも規模が大きすぎて現実視できないところが平和ボケなのかなと思います。
しかし、ちょうど地震予言(ガセだったけど)のあった頃だったので、もうこんなの読んじゃったら地震対策も無駄だなと思わせるくらいのシュミレーションぶりでした。もう、生き残れるだけでラッキーどころか、奇跡なんじゃないかと。
名古屋地区の方に一度読んでいただければ愕然とすること間違いなしです。

「平等ゲーム」桂望実
瀬戸内海にある3組の夫婦が島を買い、ユートピアを作りました。
そのユートピアには、1600人前後の住人全てが平等。
仕事も平等、意見は全て投票で決まり、島の収入は平等に分けられ、島には金銭のやり取りも存在しない。故に富む人もいなければ貧する人もいない。
そんな島が百年経ち、さまざまな問題を投げかけます。
島で生まれ育った主人公は、平等であることが当たり前な生活。
そんな主人公が勧誘係となって、島から出て本土のごく普通の人たちと接するようになります。
普通の生活には妬みも嫉みも憎しみも不平等も格差もあるのが当たり前。
それが理解できないばかりでなく、全て平等だと信じていた島の真実を知り…。
今の経済格差だとかワーキングプア問題も深く考えさせられる話でした。
平等なのはいいことだけど、時には不平等も必要なのじゃないかな?
本当にこういうユートピアにもしあなたが誘われたらどうしますか?
私は…うーん…、今の学校の成績の絶対評価も首をかしげている人間なので(まあ、相対評価で育っていますからね)。
競争して一番になることだけがいいことじゃないとはもちろん思う。むしろ自分が何をやっても一番は取れない人間だったので余計にそう思う。価値観って?とかね。
それでも一番に近づけば単純にうれしい。頑張ってよかったと思う。
いつも運動面で何をやってもうまくいかなかったときは、何て不公平なんだと嘆いたものですが、そんな運動面で不利を被るのは学生時代だけだったし。
でもそれがいじめの原因になったりしてるんだよね、今は。難しいね。
そんな不公平な時代だけれども、平等じゃないから荒んでいるんじゃなくて(もちろん原因の一つではあるけれど)、何か手に入らないものを誰もが必死で追いかけているような気がします。
なんでもお金で買えると思われる時代ですが、やはりお金で買えないものはちゃんとあると信じたい人間です、私は。
それぞれ個性があるのだから、真の平等なんて成り立たつわけがない、と私は結論付けました。

「嗤う伊右衛門」京極夏彦
江戸物ですね。
読んでいくうちに、京極節にはまっていきます。
新説お岩話という感じですか。
とは言うものの、元のお岩話はテレビのドラマとかでしか知らないので、実際は全く関係なかったりするのでしょうか。
あ、今検索したらやはりお岩話をベースにしたものらしいです。
どちらにしても最後まで読み終わった感想は、こりゃまた何てこった…という感じでした(いや、悪い意味じゃなくて)。

「魍魎の匣/コミック版1、2巻」画:志水アキ/原作:京極夏彦
漫画になると微妙に違ってくるものもありますが、これは画力も構成も素晴らしいと思います。
何ゆえここまで褒めるかというと、原作と比べても遜色なくイメージ的にも悪くなく読み進めていけるのです。実際文字だけだとわかりにくかった連続殺人の概要も漫画のほうが絵で解説が入る分わかりやすくなっています。
某サイトマスターさまの日記で知ったこけしのような青木刑事に、見た瞬間爆笑してしまいました。
確かにこけしとしか言いようのないその描写力。いや、こけしと言われなければそのままスルー確実ですが、原作読んだイメージからが既にこけしなので、あの顔以外ありえないと思われます。
そして芥川の亡霊のような中禅寺さんがナイスです。
むさいおじさん連中の中でさすがに異様に美形なえのさんの活躍が今後楽しみです。
他のメンバーはやはりそれなりに中年のおじさんじゃなきゃね~、うん、うん。
京極ファンでも納得のコミックでした。

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マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
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