雪月野原日記
2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
読書話2012年12月分
- 2013/01/05 (Sat)
- 読書話 |
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今日から仕事だったんですが、休み中から調子の悪くなった方がほとんどで、こじらせて肺炎だとか心不全だとか、やはり年末年始は侮れん…。
そして、この正月で妙に太った私。体が重い。
まあ、それもそのうち解消されるでしょう。
子どもたちもそろそろ冬休み終わりです。
正月は来るまでが楽しみ。来てしまったら既に日常という感じですな。
続きからは読書話です。
2012年度は本だけで121冊読んだようです。それに漫画も加えるとそこそこいきますが、自分で買っていない漫画はカウントしていないし、本ではないのでカウント除外しております。
そして、この正月で妙に太った私。体が重い。
まあ、それもそのうち解消されるでしょう。
子どもたちもそろそろ冬休み終わりです。
正月は来るまでが楽しみ。来てしまったら既に日常という感じですな。
続きからは読書話です。
2012年度は本だけで121冊読んだようです。それに漫画も加えるとそこそこいきますが、自分で買っていない漫画はカウントしていないし、本ではないのでカウント除外しております。
yudukisouの本棚 - 2012年12月 (10作品)
タイトル通り、手紙のやり取りだけの内容なのですが、その手紙のやり取りだけで最後まで読ませてしまうのは、なかなか凄いと思います。
それぞれわだかまりがあったことを手紙で尋ねたり、言いそびれたことを書いたり、面と向かっては言えないことを手紙で書く。そして、受け取った者が残しておきさえすれば後にまで残ったりするので、改めて読み返してみたり、その行間、字の具合などからも何かを読み取ろうとするところ。後から気づいたこと、そのとき気づかなかったこと知ること。手紙というのは、非常に生身の自分をさらけ出すものだと思います。
その生々しさ、それが本からも伝わります。
映画『北のカナリアたち』の原作ではなく原案、ということなので、内容はかなり違う感じがしました。
今回の話はどれも切なかったです。この巻の最後の最後でようやく二人が手を握って将来を考えるふうに。やっとだけど、二人が一緒になるにはまだ先が長そう…。
アフリカとアメリカと日本と同時に進む話は、とにかく結末が気になって途中から一気読み。
未知の人類が生まれたなら。
今のホモサピエンスよりも更に進化して、知能も比べ物にならないくらい進んでいたなら。
未知の人類からもたらされる知識は、ギフトなりうるのか。
タイトルの大量殺戮。
権力を持った人間は自分で手をくださないせいか、戦争を起こしても平気。
文中の描写は正直目を背けたくなる表現も多いのですが、実際このような現実があるのだとわかります。
アメリカ政府によって抹殺されようとする未知の人類とそれを助けることになる傭兵、その傭兵の子供が患っている難病。その難病を助けんがために薬を研究することになった一薬学大学院生。
CIAと警察に追われながら時間制限(患児の余命)ありの研究は日本で。
倫理観に揺れる大統領の周りの人間。
アフリカ紛争地域を抜けなければいけない未知の人類とその守り手。
間に合うのか、助かるのか、ドキドキハラハラしました。
ようやくやじきたらしい展開になってきた気がします。でも欲を言えば、青森の言葉難しすぎてわからないです…(笑)。朱雀の話が進むかと思いきや、百虎が出てきたのでそっちからかいと思ってしまいました。
この巻でようやくうっとおしかった田沼の妾とその手下との決戦です。
あの姥捨ての郷では、磐音は恩人かつ客人として受け入れられ、しかも磐音の敵は雑賀衆の敵とまで支持してくれていましたが、それで郷人全員が納得するのがなんとも…。私のような俗物は、磐音さえ来なければ姥捨ての郷は平穏無事であったわけだし、いくら禁を破ろうとしたおすなとはいえど、よってたかって切り刻まれ…はそこまでして平気な女衆が逆に怖いぞと思ってしまいました。
殺すか殺されるかとなればそんなものかもしれないけれど、今更だけど磐音もばったばった人殺してるしね。そういう時代で、そういう読み物だと思うからそんなものだと割り切れますが。
全体的な感想は、あまりに暗すぎて私には辛い読み物でした。深層心理?そんな発想もあるかもしれないけれど、とりあえず今の私には趣味じゃないとしか言えません。共感はとてもできません。
冷蔵庫のない時代、刺身と言うのはかなり冒険な気がしますが、昔は江戸近辺でもさまざまな魚が食べられたのでしょう。初鰹の話を軸に進んでいきますが、虎翁の話の最後は思わずえーっと思ってしまいました。
ドラマが先だったせいか、結末はわかってるしすいすい読めました。
どうやって誰が犯人を捕まえたのか、の描写はなく、ひたすら推理の話で終わりです。
警察小説じゃないのでこんなものかもしれません。
以下はドラマとあわせての感想ですが…。
ドラマのセリフはそのまんまで、脚本家楽をしすぎじゃないかこれ、とか。
北川景子が滑稽に見えるほどだったけれど、この話のお嬢様ならさもありなんと思えました。そして、風祭警部…もうあの人しか浮かびませんでした。
なんと言うか、相変わらず救いのあまりない話という感じでしょうか。
それぞれ事件に関わった者たちが話を紡いでいくのですが、殺された少女は一番置き去り。
事件遭遇した同級生たちの心のあり方はある意味仕方がないのかもしれないとさえ思う内容でした。
何よりも殺された少女の母の心情は、なんともやりきれない。何故そこで少女たちを責めたのか、というところがこの話の肝心な部分なのですが、心の痛みというものは、他人にわからせてもらうわけじゃなく、自分で感じるものなのだとつくづく思いました。
真紀の告白が一番すっきりするかも。
偉大なる、しゅららぼん
万城目学
読了日:12月29日
昔から代々伝わること。それはその地でしか発揮でないこと。敵対する何ものかの存在があること。
この三つの要素は、今まで読んだ万城目さんの本ではお得意のパターンなのかなと思いました。
今回は、琵琶湖。
その湖に対する思い入れは、きっと地元民ならわかるのだろうと思いますが、とりあえずそういうものだと思って読んでいくと、そういう一族がいてもおかしくはないなと思わせてしまいます。
そしてタイトル、なるほどとうなずきました。
この不思議なタイトルの意味が知りたければ最後まで読め、という感じでしょうか。
万城目学
読了日:12月29日
昔から代々伝わること。それはその地でしか発揮でないこと。敵対する何ものかの存在があること。
この三つの要素は、今まで読んだ万城目さんの本ではお得意のパターンなのかなと思いました。
今回は、琵琶湖。
その湖に対する思い入れは、きっと地元民ならわかるのだろうと思いますが、とりあえずそういうものだと思って読んでいくと、そういう一族がいてもおかしくはないなと思わせてしまいます。
そしてタイトル、なるほどとうなずきました。
この不思議なタイトルの意味が知りたければ最後まで読め、という感じでしょうか。
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看護師
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マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
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この記事へのコメント
すごい冊数ですね!
すごい冊数の読書でしたね、今年も!
「ジェノサイド」昨年読みました!
忘れたころに図書館から連絡が来たので、果たして読めるか不安でしたが(笑)夢中になって読み進むことができました。
お正月に放送していた影響で、佐伯さんの「酔いどれ小籐次」を読んでいます♪なかなか面白いですよ。
ヒロインがかなり積極的です。そして読み終わった後に包丁を研ぎたくなります(笑)
あと口中医シリーズを年末から一気に読み返してました。というか途中から読んでいなかったというのもあるのですが。
志帆さんはいつまで引き籠っているのかが気になるところではあります。
あのシリーズ、一番好きな登場人物が橋川慶次郎なんです。一番人間らしいというか(親父は許せませんが)。あまりに主人公とその周辺ができすぎているからそう感じるのかもしれません。
今年もよろしくお願いします
冊数だけはそこそこいきましたが、果たして身になっているのかどうか。
どちらかというと乱読なほうなので、次から次へと読むのはいいのですが、少しでも自分の糧になればいいんですけどね。
>「ジェノサイド」昨年読みました!
水玉さまも読んだんですね。
私もかなり夢中になって読みました。表現はどうかなというところもありましたが、面白かったと思います。
「酔いどれ小藤次」やっていましたね。もうすぐ居眠り磐音シリーズが最新刊まで追いつきそうなので、他のシリーズも読もうかなと思っています。
口中医シリーズは、続き書いてくれるんでしょうか。かなり間空いてますが。
私も橋川慶次郎好きですよ。主人公は出来すぎくんで、相棒は二人とも主人公に傾倒していますものね。でも後の将軍かぁとか(笑)。
また水玉さまも読んだ本の話聞かせてください。ブクログに登録するようになってから、他の方の感想とか読んで気づかされることたくさんありますもの。