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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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読書話2015年4月

世間はゴールデンウィークですが、何もしてません、出かけてません。
どこかへ行きたいんですが、部活のある中学生の長男坊を置いていくのも気が引けて。いや、本気で行こうと思えば置いていくことも可能なんですが(その場合は弁当要)、とりあえず出かけずひたすら家の掃除に専念。
恒例のじじばばが泊まりに来たくらいですかね。

そう言えば長男坊はもうすぐ修学旅行なんですが、今どきの修学旅行は楽しそうだなと思います。
東京二泊三日でディズニーオフィシャルホテルに泊まって、荷物は別便って、なんじゃそりゃー。
ちなみに、私の時は東京と箱根でございました。
ディズニーはありましたが、日曜日に当たったため、待ち時間や入場の関係でディズニーには行かず、富士急ハイランドに。
だから初めてディズニーに行ったのは19の頃。
うーん、年を感じる(笑)。
そして自由行動なんてなかったです。
国会議事堂と皇居周辺とあとどこだっけ。東京タワーも行ってないです。
同じ地方でも学校によっていろいろなコースがあるのでしょう。
でも、正直ほとんど記憶にないってことは、それなりだったということなのでしょう。
長男坊が楽しんで行って帰ってこれるといいなと思っております。

続きから、2015年4月分の読書話です。
最近読むペース落ちてます。




yudukisouの本棚 - 2015年04月 (7作品)


久々のシリーズ新作。江戸における歯科医の話ですね。
今回も最後までいつになったら出てくるんだろうと待ち続けて出てこなかった志保さん。
代わりに新メンバーといった感じで出てきたお嬢さん。そのお嬢さんと鋼さん…あらら。
このシリーズの着地点はどこだろう。



前作『図書館の魔女』の続編です。
場所は図書館ではなく、ニザマの一地方の話が中心で、政変のあったニザマの貴人の娘を逃がすために、護衛の近衛、山を抜けるための案内人且つ荷運びとしての剛力と呼ばれる者たちの逃避行。ようやくたどり着いた廓は怪しいし、裏切り者はいるしで、翻弄される一行。
マツリカたちが出てくるのは最後の最後。しかもキリヒトは名前だけ。そしてマツリカはどんな状況でもマツリカだなと。
続編を希望していたのでちょっと肩すかしでしたが、これはこれで読み応え十分です。
それぞれの登場人物は読み進めていくうちにどんどん愛着がわくくらいになり、この子たちに幸あれと願うばかりです。
でも、次回はぜひキリヒト出してください(笑)。



今回は空豆。
最初の妾の話がこれだけでは終わらず、といったところにこのシリーズの面白さがあると思います。
最後はあっと驚く繋がりで、そりゃここまで都合よくと言えなくもないけれど、現代二時間ドラマくらいならかなりいけそうな内容です。
空豆一つでここまでいろいろな料理ができるとは、試したくなります。




さて、呪術師によって時を超えて飛ばされたリズとエスターの息子。現時点から十四年前?(この辺りよくわからない)に飛ばされたので、双子の片割れはまだ一歳ごろなのにすでに十三、四歳という。
この時点ではイルギスでもなく、ましてやハリーでもなく、ヘディアードだと主張。
そりゃいきなり親にしては若い二人に会えば戸惑うことでしょう。親にしたら、生きていただけで良かったというその気持ちだけはわかるわ~。
そして、デジー姫が結婚を決意するところとか、次世代編でその辺を詳しく、と思っていた部分が補完されていくので、私としては満足です。
リズがフローリオの名前を正しく言えたのは、エスターが言っていたセリフだったからなのね。つまり、そうでなければ全く名前を覚える気などない、と。それでもめげないフローリオのような性格、うらやましいです。



噂に違わず面白かったです。でもあまりにも読みやすすぎてすぐに読み終わってしまったのが逆に残念。
四話の短編で、表題のアッコちゃんは、身長170センチオーバーの強面かと思いきや、ありとあらゆるところにコネを持つ営業の秘密のアッコちゃんでした。
二話目もアッコちゃんと後輩の話ですが、起業した移動屋台のワゴンを深夜に走らせ、意外な客層をつかむその手腕に惚れ惚れです。
三話目は主人公を替え、婚活に励む清楚な(だろうと思われている)お嬢様学校出身の元ギャル。
地に足をつけて歩くには、狭い視野のままでは生きていけないのだなと思いました。
四話目は前向きな出来の悪い元部下にちょっと余裕のない社長。
へこたれないというのは、最大の武器かもしれない。ストーカーだって、へこたれないから怖いものねぇなどと思いました。
どの主人公も他の意見をちゃんと耳に入れる素直さと思ったよりも怖いもの知らずなところが気に入りました。
私もイライラしないで前向きに、人の意見をちゃんと耳に入れることのできる人間でありたいです。

64(ロクヨン)
横山秀夫
読了日:04月26日


捜査官の間で符号ロクヨンと呼ばれる誘拐事件。
身代金は奪われ、小学生だった人質の女の子は殺されて見つかり、犯人はまんまと逃げおおせて、そこから十四年の歳月が流れた頃、時効(この本の時点では時効十五年)間近になって再び持ち上がる事件内容。
警察とマスコミをつなぐ広報官が主人公ですが、元刑事でロクヨン事件捜査にも加わった一人。
事件の匿名報道の是非だとか報道協定だとか、かなり突っ込んで読ませてくれますが、それすらも伏線で、警察中央(キャリア)と地方(ノンキャリ)との軋轢とかを見せつつ最後はまた誘拐事件発生。
どう転がるか読んでいるうちに、主人公とともに何かがおかしいと思いながら読んでいると、最後は…。
主人公自身の家庭事情も含めてあれこれ気になるラストではありましたが、、細かいところまで警察小説としてはさすがだなと思いました。
今はもっと不祥事も多くて大変だろうなとやや麻痺しかけた感覚を思い起こさせました。



一話目、往年のロック歌手にできた人面疽の話。
こういうおばあさん描くのうまいなと思います。
二話目、遺産の代わりに祖父にもらった箱の話。
あー、これ、箱というのが本当に怖い。開けてはいけないパンドラの箱という感じ。しかも希望もなし、みたいな。
三話目、草壁の作る器の話。
勝手に作業場からあの無山の器を持ち去った窃盗犯。
無山の能力が果たして器に閉じ込められるのか、甚だ疑問に。何も知らない今は真っ白な無山(まだ神社にいる)。
四話目と五話目、海を渡る巫女を沈めた話。
旧家って、ああいう何か言い伝え的なことや何故か守られているしきたりの一つくらいありそうとか思ってしまう。
器があれでは、まだ先が長そうです。

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プロフィール

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ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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