雪月野原日記
2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
10月から11月の読書話
- 2008/11/26 (Wed)
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クリスマスなんて子どものためのものですが、飾り付けを手伝う次男坊が飾りを見てニコニコしながら「くりすますってたのしいねぇ」と言ったので、おみゃーなんてかわええんじゃ~~~とぐりぐりしたくなりました。
長男坊は去年までサンタを信じていたはずなのに「…サンタって、ほんとうはお父さん…?」と言ってきました。
母は「サンタがいないと思った時点でサンタは消えちゃうんだよ。だって、子どものためのサンタだからね!」と言ったら、「…そうか、じゃあ、ぼくはもう少しサンタしんじるね」と。
どこかの子どもが余計なことを言ったらしい。ちっ。
そりゃプレゼントのためだろうが、それでも子どもは何だかんだと言ってクリスマスを楽しみにしてくれるといいなぁと大人は思うのでありました。
仕事はそろそろ本格的に激込みの時期です。
日に何人インフルエンザの予防接種をするのか数え切れないくらいです。
うちは年内だけで600人くらい注射します。
それにくわえて最近の寒波襲来で風邪をひかれる方が来院。
昼休憩ないくらいです。先週なんて二度も救急車搬送する羽目になったし。
という管理人の事情はさておき、読書話でも読んでやってもいいよ~んという方は、続きをポチッとな。
「ランナー」あさのあつこ
主人公は高校生の男の子。
天性のランナーでありながら、今は走れない。
家族は母と妹。
よくある話かもしれないけれど、家族との微妙なバランスと学校生活。
壊れてしまいそうな毎日が切なくて、ほろっとします。
生活で精一杯の母、まだ幼い妹、出ていった父。
自分が守らなければいけないものが大きすぎて、誰よりも早く大人になってしまった主人公。
何かに打ち込めること、それがあれば生きていけるのかなとも思います。
ただ、主人公は気づいていても飛び込めない。
それをさりげなく友人や先生や先輩が支えます。
毎日が精一杯で、学校と家とが世界の全ての高校生。
そんな頃もあったなぁと思い出します。
もちろん私は比べ物にならないほど平和でのん気な高校生でしたけどね。
「パパとムスメの七日間」五十嵐貴久
あら、ドラマで見た気が…ということで借りてみることに。
ドラマでは舘ひろしがパパの役でしたっけね。女子高生は新垣結衣。そうだったのか(あまりしっかり見ていなかった)。
女子高生の娘と入れ替わるネタですが、パパの奮闘振り(女子高生生活)、女子高生である娘の会社員生活は結構面白かったです。
昔からある入れ替わりネタですが(私が記憶にあるのが『おれがあいつであいつがおれで』とかね)、今時の女子高生生活はそりゃ大変だろうなぁと思います。
携帯メールにカラオケとかね。
それをうまく取り入れていると思います。読みやすかったです。
「ビター・ブラッド」雫井脩介
見た目ほどハードではない刑事ものです。
読んでいくうちに、私はダンディにはまりました。
ジャケット・プレイをするやつなんて郷ひろみとやつくらいだというくだりには、普通に笑いました。いや、読んで下されば多分意味わかるけど。
内容は刑事ものなので、捜査が主体ですが、このコミカルさも共存しているところが素晴らしいです。
肝心なところでいつも足がつるのは、果たして演技なのかマジなのか。
読んだ人の感想を聞きたいところです。
映像にしたら絶対面白いと思う。
「飛行少女/上・下」伊島りすと
内容は第3の原爆が落とされた架空の都市の話。
主人公は救命医。
ある日ファミレスで倒れた少女が運ばれてきたが、その少女の身体からは緑の血が…。
血の色、みーどーりーで別な話を思い出しましたが、あまりギャグにできないようなとんでもない話でした。
最後まで読んでも解決も進みもしない話に愕然。
原爆と現代の少女がなぜつながるのか、なぜ血の色が緑なのか、それは読まないとわからないのですが、読んでもいまいちわかりにくかったです。
最終的にこの話はどこへ向かっていきたいのか?
サイコなのかホラーなのかSFなのか、どうにもすっきりしない。
何気なしに棚からとって借りてみた本ですが、これはお勧めできません…。
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プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
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