雪月野原日記
2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
2月から3月の読書話
- 2009/03/20 (Fri)
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さて、私は読書のとき、自作のしおりを使用しております。
←それがこんなの。
なぜ自作かというと、普通のしおりは挟むと字が読めないという点において不満があるからです。
しおりは本の読んだ場所がわかればよろしいという方はスルーしてくださいませ。
子どもがちょろちょろするため、常に本はいつでも閉じられる状態でなければなりません。
そのためにもしおりは挟みっぱなし。
挟みっぱなしにすると、その部分の字を読むためにしおりを移動しなければなりません。それをやるとしおりを挟むの忘れることもあります。
しかも料理の合間にキッチンで片手で読むことすらあります。
そんなときに挟んだままでも字が読めて、薄くて本に負担をかけないしおり。
プラ板って、知ってますかね。
写真にあるベースがそれなんですが、字を書いてトースターで焼くと、縮んでキーホルダーとかも作れちゃうやつです。文具コーナーに置いてあります。
それなら透明で薄いのでぴったりでした。結構お勧めなんですが。
でもって、挟んだ場所がわかるようにアクセサリーを何か付けたくて、いろいろ試しました。
重いのはダメです。プラ板の軽さにしおりが落ちてしまうので。
今回は友人Sさまにおねだりしてアクセサリー部分をもらいました。ありがとう!!
で、使っているよというお披露目写真でありました。
長々としおり話で申し訳ない。
続きから読書話です。
「白河夜船」吉本ばなな
やたらと眠ってしまう主人公のゆるゆると過ぎていく毎日。
夜の静けさが目に見えるようです。
よしもとさんの話はこういう感じのゆったりと流れる話が多いのですが、私はその静けさや緩やかさが好きで、「TUGUMI」などを持っています。
最後には主人公が少しだけ持ち直すところが救われます。
「キャリアこぎつねきんのまち/1巻」石井まゆみ
「…きんのもり」の続編です。
前回サホと弁護士さんが微妙な具合だったのですが、今回は進展なるか?
時々本誌の「コーラス」も読んでしまうのですが(ごめん、立ち読みだけど)、くっつきそうでくっつかないのもまたおつなものだと思います。
弁護士よ、もっとプッシュしろよ~と手に汗握るのもまた一興かと(笑)。
「魔法使いの娘/7巻」那洲雪絵
いやー、進みましたね。
お父さんの背景が少しずつわかってきますが、娘である初音の呪縛(?)も解けてきて、いずれお父さんとの対決なるか?!
陰に隠れている存在の誰かも出てきましたね~。
でも次巻まで先が長い…。
「妊娠小説」斎藤美奈子
どんな論説かと思ったら、本当に古今の小説の中で妊娠と中絶と堕胎についてどれだけ論ぜられているかというものでした。
丸々1冊読む頃には、もうお腹いっぱい。もう妊娠の話はいいよという気分になりました(笑)。
高校の教科書で読んだ「舞姫」もあの石原都知事の「太陽の季節」も凄い分析されてます。
面白いかと聞かれると、これについてはうーんといわざるを得ないかも…(苦笑)。
「東京ダモイ」鏑木蓮
江戸川乱歩賞受賞作ということで読んでみました。
ダモイとはロシア語で帰還するという意味だそうです。
この話はシベリア抑留の話を絡め、戦後60年たって起こった殺人事件を追っていくことになります。そのうち、シベリア抑留での強制収容所内で起こった殺人事件との関連が出てきます。
シベリア抑留の話は、正直あまり手記を読んだことがないのです。
それでもその描写に背筋が寒くなる思いでした。
なぜ戦争も終わったのに?というのが現代人の感覚なのでしょう。
李香蘭の話など、中国大陸での関東軍の話の辺りは、私もまだまだ知識不足なのですが、最初に歴史で習ったときには正直「ソ連てずるい」としか思わなかった気がします。連合国として最後のほうで勝利が見えてから参加し、いいところだけ持っていったという印象だったのでしょう。
やはり昭和史というのは興味深いです。
「前線 捜査官ガラーノ」パトリシア・コーンウェル
2008年の年末に出たやつです。ずっとカバンの中に持ち運びしていて、何かの待ち時間の折に読んでおりました。
捜査官ガラーノシリーズの2冊目ですが、正直いまいち。
内容は昔の古い事件を地区検事からもう一度調べなおすように命令されます。この女地区検事、前回の事件でもいろいろ馬鹿なことをしでかしておりましたが、今回も結末はお粗末。自分の手柄に役立てようという思惑が外れるし、賢いつもりの馬鹿女という感じです(無茶苦茶言ってるな、私)。
ちなみに主人公はいい男設定です。その割にはいまいちイメージがつかめないんだけど。
この作者にしては本が薄いので、あれれと思ってるうちに解決してしまいます。なのでちょっともの足りない感じがしたのかな。
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プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
この記事へのコメント
無題
またストーカーのようにお邪魔してしまいすみません(^_^;)
読書グッズでつい反応してしまいました^^
私もしおりを使って本を読むことあるのですが、やはり文字が見えにくくて邪魔になってしまい、無意識に片手に持っていて、本を閉じる際に使わず最後のページに入っていたりします(笑)
このしおり、いいですね!そのまま文字を読むことができる点、素晴らしいと思います。
しおりも書店のレジで色々なものが売っていることが多いので、本を買うついでに、つい買ってしまうこと、あります…。
私は最近、ブックカバー集めを…。
文庫サイズと新書サイズは東急ハンズなどで色々出ているのですが、私がほしいのはA5サイズやB5サイズなのでそのサイズになると可愛いものがないんです…。自分で作るしか方法はないかとため息をついています。
しおり、お試しください(笑)
私も持ち歩く文庫は革のカバーを付けています。傷みやすいので。
でも、そうですね、A5サイズやB5サイズはあまり見かけませんねぇ。
私も今度図書館の本用に作ってみようかな。でも、素材はせいぜいフェルトかな(笑)←扱いやすいから