雪月野原日記
2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常
2016年2月の読書話
- 2016/03/04 (Fri)
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今日は長男坊の中学卒業式でした。
来週から公立高校一般入試が始まります。
男の子なので、卒業というとやっほ~という感想しかないようで、寂しいとか泣くとかそういうのには一切縁がない感じ。ま、そりゃそうかも。
母である私は、途中でどうにも眠くて半分うとうとしていたり。
300人以上いるので、卒業証書授与も長いです。そこはさすがにモニターとか設置してあるので、それを見てちゃんと起きていましたよ。←自慢にもならない
校長の話とか来賓の話とかうとうとしていたら、後ろの席から盛大なる腹の音が聞こえ出し、笑いたいけれど、笑っちゃいけないだろうと我慢に我慢を重ね、いっぺんに目が覚めたのはいい思い出です。
あれですよ、周り皆笑っちゃいけないと思うと、どんどん笑いたくなるという。誰か知り合い突っ込めよとか思ったり。
式の後で長男坊の写真を撮ろうと思ったのですが、デジカメ奪ってどこかへと消え去りました。
もうちょっとさ、友だちとのツーショットとか、母との思い出写真とか(いや、いらないか)、校門前で一枚くらいと思っていたのにさ。
それに、式の前に受付で渡されたのが子どもからの手紙だったのですが、これがまた…。
泣かせるどころか誤字でオイオイオイと突っ込む羽目に。
いや、学校に提出する思い出話とかを書く紙を偶然見つけた時にも思ったのですが、あまりにも漢字がお粗末すぎる。
『修学族行での思い出は、述子になったこと』
この短い文章の間に誤字が二つ!
こっそり付箋貼って間違ってると書いておきました。(後日なんじゃこりゃ状態だったそうな)
で、今回の手紙の間違い個所。
『お弁当とか作くってくれてありがとう』
お、送り仮名多い!あんた、受験生だよね?来週試験だよね?
そりゃ涙も引っ込むよ。思わず手紙持ってプルプルしちゃったよ。一緒にいたママ友も爆笑だよ。
(ちなみにそのママ友の子の手紙もものすごく適当に書いてあって一緒に笑った)
あまりにも適当すぎるよ。面倒くささ全開だよ。
女の子の手紙は色とりどりだし丁寧だし、やっつけ仕事のてきとー男子とは大違いでした。
他の子は、どうやら両親に宛てた手紙のようですが、感謝の手紙には父の宛名も父への言葉もありませんでした。
…マイダーリン、気の毒すぎる。
さすが長男坊、最後まで笑わせてくれる。
という卒業式でした。やれやれ…。
気を取り直して続きからは2月の読書話です。
インフルエンザのピークが遅くて、未だてんやわんやの診療所で、この一か月余り死にそうに忙しいです。(スタッフの子どももインフだったりで人手が足りない)
来週から公立高校一般入試が始まります。
男の子なので、卒業というとやっほ~という感想しかないようで、寂しいとか泣くとかそういうのには一切縁がない感じ。ま、そりゃそうかも。
母である私は、途中でどうにも眠くて半分うとうとしていたり。
300人以上いるので、卒業証書授与も長いです。そこはさすがにモニターとか設置してあるので、それを見てちゃんと起きていましたよ。←自慢にもならない
校長の話とか来賓の話とかうとうとしていたら、後ろの席から盛大なる腹の音が聞こえ出し、笑いたいけれど、笑っちゃいけないだろうと我慢に我慢を重ね、いっぺんに目が覚めたのはいい思い出です。
あれですよ、周り皆笑っちゃいけないと思うと、どんどん笑いたくなるという。誰か知り合い突っ込めよとか思ったり。
式の後で長男坊の写真を撮ろうと思ったのですが、デジカメ奪ってどこかへと消え去りました。
もうちょっとさ、友だちとのツーショットとか、母との思い出写真とか(いや、いらないか)、校門前で一枚くらいと思っていたのにさ。
それに、式の前に受付で渡されたのが子どもからの手紙だったのですが、これがまた…。
泣かせるどころか誤字でオイオイオイと突っ込む羽目に。
いや、学校に提出する思い出話とかを書く紙を偶然見つけた時にも思ったのですが、あまりにも漢字がお粗末すぎる。
『修学族行での思い出は、述子になったこと』
この短い文章の間に誤字が二つ!
こっそり付箋貼って間違ってると書いておきました。(後日なんじゃこりゃ状態だったそうな)
で、今回の手紙の間違い個所。
『お弁当とか作くってくれてありがとう』
お、送り仮名多い!あんた、受験生だよね?来週試験だよね?
そりゃ涙も引っ込むよ。思わず手紙持ってプルプルしちゃったよ。一緒にいたママ友も爆笑だよ。
(ちなみにそのママ友の子の手紙もものすごく適当に書いてあって一緒に笑った)
あまりにも適当すぎるよ。面倒くささ全開だよ。
女の子の手紙は色とりどりだし丁寧だし、やっつけ仕事のてきとー男子とは大違いでした。
他の子は、どうやら両親に宛てた手紙のようですが、感謝の手紙には父の宛名も父への言葉もありませんでした。
…マイダーリン、気の毒すぎる。
さすが長男坊、最後まで笑わせてくれる。
という卒業式でした。やれやれ…。
気を取り直して続きからは2月の読書話です。
インフルエンザのピークが遅くて、未だてんやわんやの診療所で、この一か月余り死にそうに忙しいです。(スタッフの子どももインフだったりで人手が足りない)
souの本棚 - 2016年02月 (10作品)
主人公の妻へののろけ、薄墨太夫にまとわりつく勘違い男出現、巷を騒がせる残忍な押し込み強盗(一家七人惨殺)の三本。
妻である汀女へ愛しいだのなんだのと朝っぱらから言える幹次郎に完敗。
変な理屈で、加門麻の形ばかりの許婚死亡→その許婚の後継ぎだから俺の嫁→なのに吉原に身売りするとはけしからん!と思えるその思考回路野郎がただただ気持ち悪い。スパッと切ってくれてすっきりした。
押し込み強盗かもしれない荒んだ二人組とすれ違っただけで、人相から衣装まで覚えている幹次郎。だからなのか定廻り同心に頼りにされて、死体発見現場にまで呼び出され、捕り物にまで駆り出されることに。今後も頼りにされそうな予感。
汀女が新造コスプレで薄墨太夫に同行したり、薄墨太夫の並々ならぬ幹次郎への思慕を知りながら、なお一度望みを叶えてやりたいと言える汀女。
話としては面白いけれど、少し無理があるのではと思うことも。深く考えずに楽しめばいいか。
ロタとカンバルの軍勢を率いて故郷に戻ったチャグム。
川の氾濫によって流されるかもしれない新ヨゴの都。
戦場に連れていかれたタンダの安否。
都から見捨てられ、追い焼き払われた町の人々や、氾濫に備えて逃げる人々。
進軍してくるタルシュ。
タンダの元へ向かうバルサ。
戦場のシーンも残酷な描写も結構あるのに、目が離せず、児童書と言えど手抜きのない物語だと思います。
それぞれが苦しい中でも向き合って生きていこうとする物語が、とても心に沁みました。
パリコレを参考にした明後日方向のファッションセンスの神様が一話目。
毒吐きが珍しい天棚織姫神(あめたなばつひめのかみ)でしたが、服を作る神様もいたのだなと知りました。
JA職員コスプレで島民に交じってる精霊が二話目。
大山祗の稲の精(おおやまづみのいねのせい)はうっかりすると人に姿を見られるからとJAの上着を着て斎田の見回り。うちの近所にも斎田があるけれど、こんなふうに見回っていたら楽しいなと思いました。
神社荒らされる水神が三話目。
かつてバカな子ほどかわいいを体現する一緒に降臨してきた童子懐かしく思う高龗神(たかおかみのかみ)。早口言葉かと思うような神の名は多分忘れてしまうけれど、さかのぼっていけば全部神の末裔、というのはなんとなくこの日本の歴史の長さを思ってじんとしました。
海外にまで柑橘類を探しに出かけた神が四話目。
元は人の子。しかも大陸からの移住者の田道間守命(たじまもりのみこと)。
弱った大主のために探しに出かけて十年、間に合わずに許しを得るまで二千年。神様の時間は長いなぁ。
スイーツに張り切る黄金とこの巻になってちょっと態度が軟化してきた穂乃香ちゃんがかわいい。
小学生の時に夢中で読んだ佐藤さとるさんの物語が、改めて有川版として戻ってきた、という感じでした。
何より挿絵が村上勉さんだというのもうれしいことです。
夢中で読み終えてしまい、ちょっともったいなかったと思ったくらいです。
ぜひこのコロボックルの世界を今の子どもたちに知ってほしいと思います。
まずは自分の子どもたちから、ですね。
佐藤さとる版を手に入れたいと思っています。
『マスカレード・ホテル』の前の話ということで、今回はそれぞれが別々に自分たちの世界で活躍している話でした。
ホテルで様々な客に対応するホテルマンとしての山岸は、ちょっと詮索が過ぎるかもしれないが、それでもよいホテルマンだと思う。
捜査官としてまだまだ新人の立場である新田は、山岸と仕事を共にする前なので、頭は切れるけれど少々嫌味なやつ、という感じ。
東野圭吾の推理ものは、単純というわけではないのにわかりやすくて読みやすいです。
ホテルで様々な客に対応するホテルマンとしての山岸は、ちょっと詮索が過ぎるかもしれないが、それでもよいホテルマンだと思う。
捜査官としてまだまだ新人の立場である新田は、山岸と仕事を共にする前なので、頭は切れるけれど少々嫌味なやつ、という感じ。
東野圭吾の推理ものは、単純というわけではないのにわかりやすくて読みやすいです。
半沢直樹シリーズ三作目。
証券会社に出向中の半沢ですが、最初に出てくる姿は実につまらない。でもさすがの半沢。出だしは読み進めるのが退屈でしたが、そこを我慢して読んでいけば、いつもの展開。
銀行での取引を証券に変えて、株取引に詳しくなくても楽しめました。
不利な状況、理不尽な対応をどこでひっくり返すことができるのか、それを楽しみに読むシリーズです。
主人公は太物問屋のお嬢さん。
このお嬢さんが道で不良に絡まれて助けてくれた人に一目ぼれ。しかし助けてくれたその人は、川獺としか名乗らず…。
お年頃のお嬢さんが見合いを進められても気が乗らず、川獺を忘れられないまま、殺人事件に巻き込まれ、川獺の政次と呼ばれる押し込み強盗が江戸の町を騒がせる中、ただひたすら川獺との再会を待つのみ。
傍から見ても、世間知らずのお嬢さんが悪い男に引っかかった、くらいにしか思えない話が続くので、内容の面白さはともかく少々微妙。どちらかというとお嬢様付きのおちかさんのほうが気になりました。恋に一途なお嬢さんに感情移入できないほど、自分が年を取ったのか、世間ずれしたのか。
最後はハッピーエンドと思われる終わり方だったので、後味は良かったです。
半沢シリーズ四作目。
今回は航空会社倒産の危機に対して、政府からも横やりを入れられるという現実でもあったような話。
政治も絡んでくるため、半沢が相手にするのは今までよりもさらに大変。
それでも借りたものは返す、という当たり前のことを軸に、行内の不祥事としてマスコミ暴露されてもなお正しいことを行うのは、かなりの覚悟。
それをする勇気と知恵と行動力。そして、正しいことをさせてくれる上司、というのが必要です。
今回は金融庁のオネエ口調の黒崎が思ったよりもまともな感覚でした。この人も自分の仕事には信念があるのでしょう。
今回は航空会社倒産の危機に対して、政府からも横やりを入れられるという現実でもあったような話。
政治も絡んでくるため、半沢が相手にするのは今までよりもさらに大変。
それでも借りたものは返す、という当たり前のことを軸に、行内の不祥事としてマスコミ暴露されてもなお正しいことを行うのは、かなりの覚悟。
それをする勇気と知恵と行動力。そして、正しいことをさせてくれる上司、というのが必要です。
今回は金融庁のオネエ口調の黒崎が思ったよりもまともな感覚でした。この人も自分の仕事には信念があるのでしょう。
医学生の頃の一止と辰也たちの話と研修医として一止が本庄病院に来る前の話、それから研修医として来た後の話、結婚する前のはるさんの話の四話。
国試までのあの長いような短いような時間の辛さ、国の方針のため三か月で追い出すようにして転院させる患者たち、一晩中救急車が来る当直日、癌だと告げた後の患者の様子など、職業上どれも身に覚えのある出来事ですが、そういうのを経験させてもらって、私はちゃんと成長できたのだろうかと思うこともあります。
このシリーズは、いつも医療を志した原点に立ち返るような気持ちになります。
娘を殺された夫婦、更に数年後にはその妻が殺される。
娘を理不尽殺され、犯人に対して死刑を望む夫婦。
一人殺しただけでは死刑にはならない。無期懲役ではいずれ出てきてしまう。
そして死刑にならなかった受刑を終えた者が再び殺人事件を起こしたら…。
そのやるせなさに心が痛みます。
しかし、一人殺したら即死刑にもいろいろと問題が。たとえば正当防衛は?
死刑になれば償いになるのか、反省したのかしていないのか、一定期間の受刑だけで終えて出てこればそれで終わりなのか。犯罪を再び犯すことのないようなシステムは出来ないのか。
死刑制度だけではなく、受刑システムそのものや、人が人を裁くことの難しさが考えさせられました。
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プロフィール
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ソウ
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性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。
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