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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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2017年2月の読書話

あっという間に三月ですね。二月は短いです。
二月に一つ年をとりまして、どんどんババア度が増している今日この頃。
なんと誕生日には長男坊がケーキを買ってきてくれました。
そう言えば数日前に「ケーキだと何が好き?」という話題があった気がします。まさかリサーチだとは思いませんでしたわ。

あとは先日お休みの日に昨年できたばかりのサービスエリアに行ってきました。外からも入れるのです。
そこの和食屋さんでマイダーリンとランチをして、土産物屋をまわって、有名なパン屋さんで買って、アイスを食べて帰ってきました。
家からは若干遠く、オープンしたばかりの時は混み混みだったようですが、今はちょっと落ち着いたようです。
ちなみに私の食べたランチはこれ。日替わりの定食です。

ほぼ茶色な感じですが、みそおでんにミソデミグラソースの牛肉コロッケでした。
卵と鶏肉は地元国産地鶏らしいです。
大根もよく味が染みておいしかったです。
お腹いっぱいになり、マイダーリンに食べるのを手伝ってもらいました。
マイダーリンはローストビーフ丼を食べておりました。

さて、続きからは2017年2月の読書の記録です。
興味のある方はどうぞ。




souの本棚 - 2017年02月 (8作品)
有限と微小のパン (講談社文庫)


こ、これで終わり?と思わず残念に思いました。
舞台は長崎のテーマパーク。
ゼミの旅行のため、株主特権で優待旅行をそこに決めたのは萌絵でしたが、萌絵の行くところ当然のように次々と事件が。
真賀田四季で始まったシリーズでしたが、締めも真賀田四季。
何だかいいようにけむに巻かれ、全く予想もできないままに終了。
その最後はずるいです。
そのせいで二人がくっつくかくっつかないか、もうどうでもよくなったところが不思議。
天才と秀才の思考回路はわかりません。

これは王国のかぎ (中公文庫)


主人公は女子中学生、と思いきや、舞台はアラビアンナイトでいつの間にか得体のしれない魔神になっていたという始まり。
まだ魔神になりたてでといった設定も面白く、アラビアンナイトらしく煌びやかな王宮も出て来たり、最後はファンタ―ジ―っぽく終了。
西洋ものではなく目の付け所の違うアラビアンナイトが異国物として思ったよりも面白くて、これくらいファンタジー感あふれているほうがかえって良いと思いました。

鎌倉逢魔が刻 -谷戸- (フラワーコミックスアルファ)


鎌倉の物語の第二弾です。
どれもこれも涙腺を刺激されてしまい、泣きながら読む羽目になりました。
繰り返し許される時を待つ『午後7時24分』。
鎌倉中の寺から響き渡る鐘の音に聞き入る『奏でる鐘』。
蜩が鳴き渡る夏にやってきた『ひぐらしさん』。
心を閉ざしたまま稲荷にやってきた者を救う『泉に還る』。
大野さんの話は心に染み入ります。

水晶のピラミッド


アメリカはビッチ・ポイントに作られたピラミッドで起こった事件を御手洗コンビが訪れて解決。
そこに至るまでの前振りが長く、半分ほどは主役は出てこずに古代エジプトとタイタニック船上での話が続きます。
古代エジプトと気づくまでにタイトル通りいつか関係あるだろうと思いながら読んでいくと、何てこったの結末。
タイタニックにいたっては、そんな伏線思いつかなかったな些細な関連。
それでもそれはそれで私は面白く読めました。ピラミッドは実は本当にそんなふうだったのじゃないかとか、タイタニックにいたっては、この登場人物たちも皆沈んでしまうんだろうと思うと映画を思い出したりもして。
そしてようやく暗闇坂のレオナ登場。ハリウッド映画のためにビッチ・ポイントのピラミッドで撮影中に事件が起き、その解決のために我らが御手洗登場となりました。
石岡君が本当にごく普通の人でほっとします。
最後の最後まで気を抜かずに読むのが島本さん流。

いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)


いつの間にか階段島にいた高校生。
島からはどこにも行けない、地図にも乗っていない、でも通販の商品は届くという矛盾した世界。そしてその世界をコントロールしているのは階段の先に住んでいる魔女。
そこに来た目的は、失ったものを捜すこと。失ったものを見つけないとその島からは出ていけない。
主人公の七草の前に知り合いである女子高生が階段島へやってきてしまった。
いきなりそういう始まりで、普通の青春物語だと思いきや、ファンタジー色の濃い作品でした。
自分が年をとってしまったせいか、その設定自体に文句はないのにいまいち入り込めないのは、主役級の二人の会話が空虚なせいか、私が年をとりすぎたせいか。
何人か出てくるリアルさのない女子高生がわざとであるとするならば、言葉の選択もわざとなんでしょう。
高校生である息子に借りたものの、息子も感触はいまいちだったようでした。あくまで私の個人的な好みの問題です。
でも最後は気になるので続きも読んでみます。一冊読んで好みじゃないと放り出すのはよろしくないと思いますので。

その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)


クリスマスを間近に控えた島では、いくつかの噂があった。
それは七不思議と言われ、急速に拡散した。
そして不思議なりに届いていた通販物品が急に届かなくなった。
今回は主人公の七草以外の視点も。
それでもクリスマスはやってきて、様々な噂を拾い上げていくうちに七草は魔女にたどり着く。
魔女の正体はあの人しかいないだろうなと思いながら読んでいた第二弾でした。
島にいる人々が捨てた自分であるならば、現実世界の彼らはいったいどんな人間になっているのでしょう。

幹事のアッコちゃん


シリーズ第三弾の今回は、入っている四編ともアッコちゃんと後輩の話。
『幹事のアッコちゃん』は、澤田三智子の後輩との話。
幹事になったものの、前回の幹事である三智子のおせっかいもうっとおしいと思っていたり、前時代的な飲み会も面倒だと思っている今どきの若者。そんな若者がアッコちゃんと出会うと…。
『アンチ・アッコちゃん』は、アッコちゃんに憧れたにもかかわらず、何もかもうまくいかなくて、アッコちゃんに対して敵対心を持ってしまった同世代の女性の話。
『ケイコのアッコちゃん』は、稽古に励むアッコちゃんの話。
いきなりリーダーとしてプロジェクトを任された三智子でしたが、生来の誰とも敵対したくないノーと言えない性格のために苦労しているところでアッコちゃんとお稽古事に。
『祭りとアッコちゃん』は、事業を拡大してきたアッコちゃんの会社に買収話が。しかも担当は三智子。それなのにアッコちゃんからの指示は一緒に祭りに参加しろと。
今回の四編は、アッコちゃんのプライベートな部分も出て来たり、アッコちゃんにも新たなる旅立ちが。
ややカリスマ的なアッコちゃんにも弱みはあるし、後輩の三智子もいつまでもダメで地味なOLではない。
成長が感じられて面白かったです。

紅霞後宮物語 第五幕 (富士見L文庫)


ここにきてその展開か~と思った第五幕。
後宮での対立は、あっぱれなほどえげつない。
最初から小玉お姉さま展開で行くならば、このまま最後まで貫いてほしいな。その方がいくらか救われる気がする。
何にしてもあの展開で溝が…って、ああいう出来事の後であれば夫婦ならありがちでしょうが、せめて小説ではもうちょっと夢のある優しい展開が読みたかった。
はっきり言って文林のどあほ!と声を大にして言いたい。
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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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