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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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2017年6月の読書話

長男坊の野球部はまだ勝ち進んでいますよ。
次の試合が最大の山場とも言えましょう。優勝候補となので、勝てる可能性は今の実力では正直乏しいのですが、最大限に頑張ってもらいましょう。
そう考えると昨年はすごかったんだなぁと思います。
目はまだ通院中ですが、視力は戻ってきました。本人曰くまだ元には戻っていないということですが、視力が落ちるどころか見えなくなる可能性も考えたらむしろ幸運だったと思います。まだ出血が吸収されていないのでもうしばらく運動禁止です。
そう言えば先日保護者面談で学校に行ったのですが、目の下を負傷した時に呼び出された時の話をされました。目は大丈夫かとそういう話から入ったのですが。
あまりにもひどかったので、野球部の監督の先生も養護の先生もこれはやばいと思ったらしく、担任の先生も呼び出されて三人そろって顔を揃えていたのですが、母である私に電話をしてくれた時に担任の先生の非常に動揺した感じが伝わってきました。ちなみに女の先生です。
長男坊の顔を見て泣き出されたらどうしようとか、動揺して帰り道で運転できなかったらどうしようとか思ったらしいのですが、あまりにも私が冷静だったので(うん、またか、と思ったんだよ。やっちまったもんは仕方がないし、それよりも病院の受付時間に間に合うか、もしくは救急で市民病院に行くべきか気になってたし。できればろくでもない当直しかいない専門医のいない時間の市民病院には行きたくないな~とか思ってました)すごいと思っていたのだそうです。
養護の先生に看護師であることを聞いて、安心しましたと言われました。
いや、看護師だからと言って安心できるものではないですが、少なくとも私は見慣れていた、とも言えましょう。中学でも高校入ってからもケガで何度か呼び出されてるしね。
ケガが多すぎるんだよー!
もう、また保険請求してやる~!(かなり元は取れてる)

さて、続きから2017年6月の読書の記録です。
最近メガネ外さないと近づけて活字が読めなくなったわ…。(老眼…?)




souの本棚 - 2017年06月 (8作品)
声なき蝉-空也十番勝負 青春篇(下) (双葉文庫)


前巻では滝つぼに落ちて行方不明で終わりましたが、そこは主人公なので当然のごとくどこかに流れ着いて、しかも見つけてくれたのが薩摩藩の元上役だったり。
身分がそこそこ高いので、匿われつつ養生していつのまにか滞在も許され、可愛い孫姫にも好かれ、修業の滑り出しとしては何たる幸運。
薩摩にいる二年近くしゃべりもせずに過ごして、その精神力はあっぱれ。
父譲りの人柄なのか、困ったときに何故か現れる人に次々と助けれつつ修業の日々は過ぎて行くのでした。
それにしてもヒロインの眉月は今までにないキャラでかわいいです。

我が名はミセス (秋田コミックスエレガンス)


『我が名はミセス』今流行りといった感じのブログでお弁当をアップしているうちに人気になり、雑誌の企画ページをもらうようになった主婦の話。
石井さんにしては珍しい年齢層の話でした。
『望月の夜の船乗り』これも思ったよりも珍しい展開の話。経理課の主人公が専務と専務付きの秘書の領収書に疑問を持ち、領収書を発行したレストランに行くとそこは豪奢な館で…。その館での秘密に触れる主人公。
『風渡りの家』これが一番石井さんらしい話だったかも。
父が再婚し、新しく家族となった義母と義弟とともに中古で買った家に移り住んだ主人公。ところがその家の場所はいわくつきであることがわかり…。
神社から吹き渡る風が意外な謂れを明らかにします。昔から言われていることは決して迷信ばかりでもないんだろうなという感じ。

恋恋蓮歩の演習 (講談社文庫)


Vシリーズ六作目。
今度は豪華客船に乗り込み殺人事件に遭遇。
保呂草の仕事の依頼で紫子とともに豪華客船に。見送りだけのはずの紅子と練無も結局は乗り込んでみると、そこの警備主任は元桜鳴六角邸の使用人だったり、『魔剣天翔』の各務とフランスの大富豪が乗っていたりと、そうなれば事件が起きないはずはないのです。
いよいよ名古屋港を出発した豪華客船は、手始めに人が落ちたのではないかと騒動が起き、その隙に富豪に見せるはずだった絵画が消え、おなじみ警察の祖父江七夏がヘリでやってきます(海の上だからね)。しかも落ちたのではないかとされる人物は、最近紅子と知り合った女性の恋人だったりするのです。次の停泊地に着くまでに事件は解決するのか。

これは何よりも語るのが保呂草である以上、若干ずるい気もしますが、概ね事件の様相は予想通り。
それにしても、紅子と一緒になって紫子に諭したい。保呂草だけはやめておけ、と。

六人の超音波科学者 (講談社文庫)


Vシリーズ七作目。
今度は紅子と練無が私設の超音波研究所のパーティに招待されます。なんとその紹介者は桜鳴六角邸の前住人・小田原。
そして山奥なので車で送りに行った保呂草とついでに一緒の紫子。
なんともまあ都合よく(?)保呂草の車はバッテリーが上がって動けなくなり、撮影に来ていたテレビ関係者の手伝いをすることに。
そして警察に届いた橋爆破の予告。七夏たちが駆け付け調べている最中に本当に爆破されてしまいます。七夏一人橋の向こう側。仕方なしに山の上まで徒歩で向かうことに。雨まで降って踏んだり蹴ったりでたどり着けば、研究所では死体が二つ。しかも他の警察の面々が駆け付けた時には死体が消えてしまうのです。
事件自体は紅子がさっくりと解決しますが、元夫を巡って紅子と七夏の攻防が面白かったです。私、七夏は嫌いじゃないのです。

捩れ屋敷の利鈍 (講談社文庫)


Vシリーズ八作目。
なんとS&Mシリーズの西之園萌絵登場。
保呂草がエンジェル・マヌーヴァを所有する屋敷に招待されたら、メビウスの輪を模した屋敷に死体。ログハウス風の密室にも死体。
エンジェル・マヌーヴァをいただくだけのつもりが、同じくその屋敷に招待されていた萌絵とともに事件の最後まで付き合う羽目に。
番外編っぽく、犀川先生は電話だけ。いつもの阿漕荘のメンバーは出てこず、唯一保呂草が紅子に報告しに行って出てきただけ。
保呂草はエンジェル・マヌーヴァを諦めていなかったんだね。
メビウスの輪を模した屋敷の構造は想像してもしきれず。ただいくつものドアが続いて帯状に一周してくるのかなと思うのが精一杯でした。
閉ざされた屋敷の敷地内であることから、犯人探しというよりはやはり萌絵がいるせいかトリック中心ですね。
動機はどうでもいいところとか、萌絵と紅子はよく似ている、らしい。

グッド・ちょっと・パーフェクト 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)


主人公の三角とあの兄弟の関係は、兄弟の父登場によって判明。ついでにこのタイトルのグッド・ちょっと・パーフェクトの意味も判明。でもあの意地悪兄にはどちらからも話はしないとのことで、内緒のままです。
仕事場では部署の問題もあったり、いっそ合コンにと参加を決めたら社内中に知れ渡ったりとその辺りのやり取りは面白いです。
今後どう展開していくのか、気になります。

朽ちる散る落ちる (講談社文庫)


Vシリーズ9作目。
『六人の超音波科学者』の続編という感じの今作は、あの謎だった開かずの地下室を強引に開けたところか始まります。
紅子は紹介者だった小田原長治の元へ事の顛末を報告に行き、N大のとある教授に会いに行くように言われます。そこで聞いた突拍子もない話はいったいどんな伏線になるのかと思いきや、これまた壮大な国際的にもやばい話に。
地下室から出てきた一つの死体の正体は、練無そっくりの人物やここでようやく出てきた纐纈氏とのかかわりも含めてなるほどと納得しました。
今回紅子の子どもとその父親である林との遭遇もありましたが、愛情は確かにあるのにあまりにも素っ気ない。お互いに距離を保ったまま通称へっ君は大人になってしまうのでしょうかね。

赤緑黒白 (講談社文庫)


Vシリーズ10作目で最終。
タイトル通り、その色通りに人が殺されていくのですが、そこに見え隠れする四季の存在。その色すらも四季を思わせます。
この巻にてVシリーズの人間関係の裏が公開に。
ネタバレで途中から知ってはいたものの、これを読んでようやくS&MシリーズとVシリーズの関連がわかる仕掛け。林さんの名前は詐欺に近いです(笑)。
へっくんの将来がそうなるならば、やはりこの育成環境はかなり特殊な部類だと思われます。そしてあの妹すらもなるほどと思わせるのです。
保呂草はきっとあの通りふらふらと生きていくのだろうし、紅子も変わらないのでしょう。
紫子と練無だけがやはり一般的な人間というか、いずれ普通の生活に戻っていくのかもしれません。
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のののさま

野球は、結構勝てるつもりでいたらしいマイダーリン。わざわざ有給とって応援に行っていたんですよ、球場遠いのに。
実際最初の投手は前評判から調子一度崩れればいける、と言われていたのですが、その調子崩して点を入れたらすかさず投手交代。投手が豊富なところはうらやましいな~。さすが優勝候補です。
どちらにしても今年は昨年と違ってすぐ負けてしまうかもと言われていたので、四回戦まで行けたのはよかったかと。
来年は100回記念大会らしいので、愛知は二校出られるっぽいですよ。いや、だからと言って出られるってわけではありませんが(笑)。
部員数80人弱くらいいるので、その中のレギュラーはなかなかなれるものではありませんが、背番号ももらえないかもな~と優秀なる一年生を見て思うのでありました。今年のメンバーは20人中7,8人は二年生でしたから、ほとんどの三年生が応援に回るのです。監督の先生は実力主義なので。
暑い夏でした。
さて、Vシリーズどころか四季シリーズも読みましたよ!さくさく読めましたが、あれはまた感想書きます。
変わった名前…変わりすぎだろと思うのです。いや、自由です、自由ですけれども、ほかの人が下の名前で呼んじゃダメでしょとか思うのですが、そういうものなんでしょう。
ある意味天才と変人しか出てこない本でありました。
また読んでいなさそうな本見つくろっておきます。
今度お会いしましょう!
コメントありがとうございました。
  • from ソウ@管理人 :
  • 2017/07/25 (16:55) :
  • Edit :
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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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