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雪月野原日記

2008.06.04設置 おバカ家族の脱力な日常

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2017年9月の読書話

熱で寝込んで喘息出て、散々な秋を迎えております、管理人です。
長男坊にもうつして、一緒に病院にかかることになったという。
ちょうど同じような熱と咳の患者が増えていたので、流行に乗ってしまったということで。
ちなみに次男坊はぴんぴんしております。

ワンコの換毛期がもう始まり、またもや家の中には抜け毛が舞い散っております。
触るだけでさらさら抜けます。朝昼晩と掃除機をかけますが、それでも掃除機のごみは毛だらけ。
住所地ではあちこちで毎週秋祭りが始まり、朝の六時から花火がどんどんと鳴るのです。
天気がいいのでワンコを外に出したら、マジでぶるぶる震えて動かない。
思い出したように鳴る花火の音がよほど嫌いらしいです。
そんな小心者ワンコは、散歩中道ですれ違う苦手ワンコが多すぎると固まって全く動かなくなるので、抱っこして連れて帰ります。柴なのに。他の柴は悠々と歩いていくんですがねぇ。
もう体も大きな柴犬を抱っこしていくちっこい身体の私を見て、ご近所さんは笑います。だって、激しく吠えるチワワとかトイプーとかダックスとかにビビるんだから、そりゃ笑うよね。
仲良くしようと近づいて、ガウッと吼えられてから苦手になったようです。まあ、柴は体大きいから相手もきっとビビったんだよ。
抱っこするか、自分で歩くかどっちだ!と迫ると、抱っこがイヤイヤの時は何とか自分で逃げるように歩いていくし、情けない顔で見上げるときは仕方なく抱っこすることに。そんな情けない顔しないで~という感じです。
でも、ま、犬って面白いです。

続きから、9月に読んだ本の記録です。
興味のある方だけどうぞ。



souの本棚 - 2017年09月 (6作品)
どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)
前巻のショパンコンクールでの岬の活躍から始まるこの話は、岬の同級生から語られます。
時は戻り、岬が転勤になった父とともに岐阜の音楽科のある高校に転入したところから。
才能は溢れんばかりのくせにあまりにも周囲に無頓着で、その頭脳明晰さで気づかなくてもいいことに気づき、その容姿端麗さでちょっとした高校生の恋愛をひっかきまわすのです。
本人に自覚はなく、ただ興味のあるのはピアノだけ。
法曹界に進んでほしい父との軋轢がある中、突然襲った難聴が表題のベートーヴェンと重なります。
狭い世界の中で起こった殺人は、ミステリーというほどのものではありませんでしたが、こうして岬洋介が形成されてきたのだと思うと、これもまた感慨深かったです。

図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 4 (花とゆめコミックス)
堂上さん、提案という名のプロポーズ編です。
漫画で見られてよかったです。

きのうの影踏み (幽BOOKS)
怪談の短編集で、短いものからそこそこ長さのあるものまで、ぞっとしたり、うわあと思ったり。辻村さんの体験?体験に似せた話もいくつか。
『十円参り』女の子同士によくある話が、最後にはお前か!という終わり方。よくある終わり方だけど、初っ端からこれか~と。
『手紙の主』これもまた嫌な話だな。手紙の主がどんどん身近に迫ってくるって、ストーカー並に実際にありそうで嫌だ。
『丘の上』こういう訳のわからない夢を実は私もよく見る。夢だけで一冊書けそうなくらい。
『殺したもの』あなたが本当に殺したのは、虫ですか。いつの間にか虫が嫌いになった私としては、ぞっとした。
『スイッチ』誰かと出会ったことがきっかけで、何かわからない世界が見えるようになったら…。本当に選択肢はあるのか。
『私の町の占い師』占い師に見てもらったことは自らはない。けれど、町でいきなり予言めいたことを赤ん坊の私を抱っこしていた母が告げられたらしい。でもその内容は教えてくれない。占いにはこういう怪しげな話がよく似合う。
『やみあかご』これ怖い。夜泣きをあやそうと闇の中で抱っこした自分の赤ん坊。それは、本当に赤ん坊なのか。うわー嫌だ。
『だまだまマーク』『マルとバツ』短編集の中でも波長が合うか合わないかということを書いておられるが、もしかしたら見えていても気づいていないこともあるのかもしれない。
『ナマハゲと私』ナマハゲサスペンス現実版です。私のイメージで言うならば、サザエさんちの豆まきに乗じていつも現れる泥棒のもっと怖い版みたいな。
『タイムリミット』ちょっと現実味薄れる話。でも、そんなことがあったら、怖くて建物の中に入れない。建物の中にいなければ隔離されないんだよね?というか、その県から家族ごと逃げろよ。
『噂地図』小学生から中学生の頃、大流行りしたこっくりさんだのキューピッドさま。そういうちょっとしたことから始まる話。あの同級生、そんなに怖いの?
『七つのカップ』この話で終わって良かった。後味悪いものも多すぎる中、これは少しほっとした。それが狙いなのか。

アトポス
アトポス
島田荘司
読了日:09月20日
本当に長いプロローグを読み終えるのにかなりかかりましたが、あまりにホラーちっくな内容に気分が悪くなること請け合いです。それに続くレオナのわけのわからん行動に振り回され、ようやく御手洗が出てきたときにはまさに謎解き早く!という感じでテンション上がりました。
白馬に乗って現れるとか、女性ファンのためですか。
どうもレオナを思い浮かべようとすると、菜々緒がイメージされます。
そしてまさかアトポスがそういう意味だったとは、という感じでした。

凶器は壊れた黒の叫び (新潮文庫nex)
階段島シリーズ四作目。
うーん、ここで終わりかと思っていたら、まだ続くのか。そして、ファンタジーだとわかってはいたけど、ガチでファンタジーなのね。魔女とかあれこれ、私が中学生の頃に妄想していた話のようです。
さて、郵便局員の謎とか、魔女の謎とか、階段島が作られる経緯など、あれこれこの巻で明かされますが、七草の謎はさすがに意外でした。
どんどんいらないと思われる部分でも捨てられていったら、元の人物はスッカスカになってしまわないんだろうかと思ってしまいました。
息子を持つ身としては、小学三年生であそこまで考える子どもは少数です、と言いたい。大半の男の子はあそこまで難しいことを考えたりしません。いや、何か考えているのでしょうが、きっと支離滅裂です。
どんどん話としては微妙になってきましたが、最後はどこに行きつくのか知りたいので読み続けると思います。

旅立ちぬ: 吉原裏同心抄 (光文社時代小説文庫)
今回新たに吉原裏同心が新抄として始まりました。
あまりにも読者からの汀女かわいそうだとか、ありえない云々の声が多かったのかどうか、汀女からの言い訳もありました。いや、まあ、汀女がいいならいいんですけどもね、女性読者はなびかない幹次郎というものを求めていたわけで(多分)。そりゃあれほどの美女に迫られて据え膳…とは言いますし。その辺は相変わらず悶々としたままですが、汀女と子どもできないなら麻と…とかありそうで。
美女二人つれて鎌倉への旅となりましたが、その前の事件解決には仙右衛門を怒らせたりしましたが、今までの幹次郎の独断とかを考えれば何かわけがあるのだろうと思ったりしなかったのでしょうかね。
世界観は好きなので、もやもやしつつしつこく読んでます。

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ちびぞうさま

吉原裏同心シリーズ読んでいましたか!
ドラマ、見逃しましたが面白かったですか?
新抄を読むと、汀女さんがかわいそうというより不可解な人になってきてしまって、微妙な感じですが、読み続けます(笑)。
買うほどではないと思いますが、本屋さんでチラ見するだけで多分十分に内容はわかるかと思います。
意外な本でのコメント新鮮でした。ありがとうございました。
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  • 2017/11/02 (21:35) :
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プロフィール

HN:
ソウ
性別:
女性
職業:
看護師
自己紹介:
マイダーリン(ちょっとおバカなだんな)、5歳違いの息子二人(長男坊・次男坊と称す)との4人家族の働く母。
プライベートと仕事のときの人格評価が真っ二つ。
チビでメガネ。

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